はじめに
NTTデータ ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 デジタルペイメント開発室3年目の松井です。
2023年8月末にサンフランシスコで開催された Google Cloud Next '23 、11月中旬に東京で開催された Google Cloud Next Tokyo '23 へ参加してきました。
また、サンフランシスコに行った際に Google本社も訪問することができたので、あわせて参加レポートを書いてみたいと思います。
※掲載している写真は全て筆者が撮影したものです
イベント概要
Google Cloud Nextとは?
Google Cloud のカンファレンスです。
申し込みさえすれば誰でも参加することができ、Google Cloudサービスのアップデート情報や企業での活用事例等を知ることができたり、専門家に相談ができたりと業務に活かすことができます。
また、ハンズオンや体験型のブース等も用意されており、Google Cloudに精通していない方でも楽しめるイベントとなっています。
【Google Cloud Next '23】
2023年8月29-31日にアメリカ・サンフランシスコにあるMoscone Centerで開催されました。
初めての海外イベントでしたが、人の多さと熱気に驚きました。
詳細URL:https://cloud.withgoogle.com/next
【Google Cloud Next Tokyo '23 】
2023年11月15-16日に東京ビッグサイトで開催されました。
東京(オフライン)での開催は4年ぶりとのことで多くの人で賑わっていました。
詳細URL:https://cloudonair.withgoogle.com/events/next-tokyo
セッション
サンフランシスコでも東京でも多数のセッションがありました。
興味のあるセッションが同じ時間に被っていたりして選ぶのが大変でしたが、聴講したいセッションを決めてスケジュールを組む時間は楽しかったです。
筆者の所感では、サンフランシスコでのセッションは Google Cloudサービスの新機能や性能向上に、東京ではユーザーの事例紹介にフォーカスが当てられていた気がします。サンフランシスコでの GKE Enterpriseや Duet AI の発表では会場が大いに賑わっていました。
セッション会場の雰囲気はどちらも同じような感じでしたが、質疑応答のやり方に違いがありました。サンフランシスコでは会場の中央にマイクが置いてあり、セッション終了時に質問がある人が列を作ります。もちろん質疑応答の時間になって会場から退出する人もいたのですが、ほとんどの人が最後まで会場に残り質疑応答を聞いていました。東京ではセッション会場の外に「Ask the Speaker」という場所があり、セッションが終了したら質問がある人だけそこに行くというものでした。個人的には他者の質問から学ぶこともあるので前者のやり方の方が嬉しいです。
また、サンフランシスコでは Next 専用のアプリがあり、セッションの予約/確認/取消ができたりしました。ランチの配布時間や会場が開く時間等のお知らせも通知してくれるので、イベント期間中は非常に重宝しました。
スポンサーブース
サンフランシスコ、東京どちらも多数の企業がブースを出しており、セッションの空き時間でまわりました。
Google Cloud を基盤としたゲームを体験できるものや、豪華景品が当たるガチャガチャを出しているものなど、企業によって様々な色がありました。サンフランシスコでは普段業務で触っているサービスのブースでノベルティを頂いたり、東京では知り合いがいる企業のブースで会話したりと、非常に有意義な時間でした。
サンフランシスコでは弊社のブースもあり、データ分析ソリューションを中心とした展示を行っていました。
Innovators Hive
Innovators Hive は、デベロッパーやエンジニア向けのゾーンとなっており、サンフランシスコと東京のどちらにもありました。
Cloud Architect や Data Engineer 等のロールごとに別れたブースがあり、エキスパートの方と会話することができたりクイズに挑戦することができます。クイズは Google Cloud の認定試験で出てくるような4択問題で、セッションで発表された新しめの知識を問われる問題もあり、勉強になるものばかりでした。
東京では O'Reilly の書籍ブースで技術書を割引価格で買うことができたり、「#IAmRemarkable」 というイベント参加者が各自の素晴らしいポイントを付箋に書いて貼るボードがあったりと、サンフランシスコと違った展示もありました。
Google オフィス訪問
サンフランシスコから車で約1時間ほどの距離にある2つの Google オフィス、Google Bay View と Googleplex に行ってきました。
Google Bay View
Google Bay View はサステナブルな比較的新しめのオフィスで、屋根には大量のソーラーパネルがありました。このオフィスではオフィスツアーをしていただき、オフィス内にある展示物やワークスペースについて実際に案内していただきながら、Google 社員の方の働き方など非常に多くのお話を聞くことができました。Google の文化として上下関係をあまり気にせず、上司に対してもタメ語で話したりするという話には驚きました。よくある日本のオフィスとは全然雰囲気が違い、このようなクリエイティブな場所でアイデアが創出されるのかと感心しました。
Googleplex
Google のオフィスと言ったらココ、というぐらい有名な景色を写真に収めることができました。
このオフィスでは、Google Cloud の皆様とのビジネスディスカッションや、テクノロジーアップデートセッションが開催されました。筆者はテクノロジーアップデートセッションに参加し、弊社の先進的な取り組みと Google Cloud の新機能やサービス誕生の背景等を学びました。
全体を通じての感想
サンフランシスコへの出張では現地の文化を感じることもできました。日本では問題視されているジェンダーレストイレが普通に活用されていたり、自動運転のタクシーが街中を走っていたり、こうした異国の文化や事例を学ぶことは業務には直結しませんが非常に大切だと感じました。
東京では他社の事例を中心に聴講しましたが、業務に直結するような内容が多く、参加してよかったと感じています。今回はセッションを聴講する側でしたが、いつかは登壇する側としてイベント参加できるように頑張ります。
今回沢山の経験をさせていただきましたが、オフラインで実際に目で見る、体験する、肌で感じるといったことに大きな意味があると感じました。筆者は就職活動から入社後しばらくはコロナウイルスが流行っていた時期だったので、イベントや交流会などはほとんどがオンラインでした。実際に触ることで理解を深めたり、人から発せられる熱量を受けることで自身のモチベーションが向上したりできるのは、オフラインだからこそだと思います。今後も積極的にイベントに参加し、自分自身だけでなく組織にも貢献していきたいと思います。
番外編
サンフランシスコでは2日目の夜に Next'23 Party という打ち上げイベントが開催されました。
ビュッフェスタイルで様々なドリンクとフードが提供され、有名なDJがライブを行い会場は大盛りあがりでした。皆さん日中は真面目に話を聞いていたのに夜は大はしゃぎで、オン/オフのメリハリを感じました。
サンフランシスコと東京どちらも無料でランチが配布されました。
東京は5種類のおにぎりと卵焼き、漬物といういかにも日本人らしいお弁当でした。サンフランシスコではいくつかランチボックスの種類を選べるのですが、健康に気を遣っているものが多かった印象です。写真はグルテンフリー かつ ヴィーガン の方向けのランチボックスとノンシュガーの Diet Coke です。筆者は初めてのアメリカ本土だったのですが、いわゆるアメリカンな感じのご飯は少なくとてもギャップを感じました。どうやらアメリカの西側は健康志向の方が多いみたいです。
シリコンバレー近くの Google Merchandise Store にも行きました。
Google のロゴが入ったTシャツやパーカー、リュックや水筒など様々な限定グッズが並んでいました。自分用とお土産用で沢山買ってしまいました(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回はGoogle Cloud Nextの現地参加レポートを書いてみました。
今後も積極的にイベントに参加して技術のキャッチアップをしていこうと思います!