Kali Linuxとは
ペネトレーションテストに特化したLinuxディストリビューションです。
動機
安全確保支援士の3年に一度の講習のため、どんな講座をうけようかなと思っていた時に
実際にペネトレーションテストをする講座を発見したので、そちらに申し込みました。
結果、事前準備としてKali Linuxを用意しておいてね、ということだったので、
WSL2に入れてみることにしました。
インストール
前提として、WSL2をインストール済みであれば、Microsoft Storeから入手できます。
起動
インストールが終わったら、そのまま起動できます。
KaliToolのインストール
次に便利なツール群をインストールしていきます。
まずは、パッケージのアップデート
sudo apt update
次にKali Toolsをインストールします。
sudo apt install kali-linux-large
結構インストールに時間がかかります。
インストールが進むと、いくつか質問に回答していく必要があります。
参考までに、
キーボード設定
日本語を選びました。106 キーボードなので、「Kana 86」を選択。環境に合わせて定義選択してください。
Configuring macchanger
自動的にマックアドレスを変更するかの確認です。「Yes」を選択しました。
Configuring kismet-capture-common
kismetってツールの設定のようです。「Yes」を選択し、
「Users to add to the kismet group」のところに、自分のユーザ名を入れます。
Configuring wireshark-common
キャプチャを取り忘れました・・・
「Yes」を設定しました。Wiresharkをsudoしないで使うための設定のようです。
確認
インストールが終わったら、確認してみます。nmapコマンドを発行してみましょう。
こんな感じでUsageが出ればOK。
Win-Kexのインストールと起動
Windows上でGUIを使えるようにするためのツールです。
インストール
sudo apt install kali-win-kex
起動
以下のコマンドを実行してください。
view-only password はnでOK。
このコマンドは、Windowモードで起動するようです。
VNCウィンドウの中に、Kali Linuxのデスクトップが表示されています。
kex --win -s -m
そうすると、起動します。
ほかにも、Enhanced Sessionモードや、Seamlessモードがあるようですが、ここでは割愛します。
ステータスの確認
kex status
停止
kex --kill
最後に
とりあえずこれで研修の準備は完了したと思われます。
明日、研修を受けてみて、もう少し使い方についても記載していきたいと思っています。