私はWEBエンジニア歴5年目になります。
様々なプロジェクトを通じて、チームの生産性を最大限に引き出すためには、職場環境の改善が欠かせないことを痛感しています。
この記事では、私が日々心がけている職場を良くするためのマインドセットを紹介させていただきます。
これらの実践を通じて、より効率的で充実した職場を作り上げるためのヒントを提供できればと思います。
ポジティブな姿勢
皆さんにとって理想の職場とは何でしょう?
私は、ポジティブな雰囲気がある場だと考えています。
ネガティブな対応は、心地よく生産的な空間を破壊するのに十分すぎる力があります。
例えば、楽しいイベントの席で1人だけ不機嫌な人がいたらどうでしょうか。
それだけでなんとなく空気が淀んでしまう感じがあると思いませんか?
居心地の良い空間を作り出すのは、一人の努力ではなかなか難しいものです。
所属するメンバーが「良い雰囲気にしよう」という共通の認識があってこそだと思っています。
だからこそ私は、相乗効果を生み出す一人として貢献したいと考えています。
私が普段に心がけていることを3つ紹介させていただきます。
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常に感謝の気持ちを持つこと
感謝の気持ちを持つことで、周囲との関係が良好になり、協力しやすい環境が生まれます。感謝の言葉を積極的に伝えることで、相手も自分もポジティブな気持ちになれます。 -
ポジティブな気分で一日のスタートを切ること
朝の気分がその日の生産性に大きく影響します。前向きな気持ちで一日を始めることで、多少の困難も前向きに対処できるようになります。自分なりの方法でポジティブなスタートを切りましょう。 -
テキストで感情が伝わりにくいコミュニケーションではテンション高めに返答すること
テキストでは感情が伝わりにくいため、少しオーバーなくらいに表現するほうが良いと思ってます。積極的な姿勢が相手にも伝わり、コミュニケーションが円滑になります。
特に最後のチャットの件は、リモートワークが増え、非同期のコミュニケーションが増えた昨今ではとてもおすすめです。
文末を「。」ではなく「!」にするだけでお手軽に感じの良さを表現できます。
メッセージの受け手もハッピーになれるので、ぜひお試しいただきたいです!
コスト意識を持つ
私は、社会人なら誰しもがコスト意識を持つべきだと考えています。
特にビジネスの場では、相手の時間を大切にする意識が重要です。
例えば、会議について考えて見ましょう。
普段、何気なく開催される会議も「参加人数×時間」というコストが発生しているということになります。
この視点で見るとかなりのコストがかかっていることが分かります。
そのため、私が会議のファシリテーションを任される際は、まず会議の目的を明確にすることを意識することを大事にしています。この会議が何のために行われるのか、開催後は何が得られるべきかを明確にするため、アジェンダを作成し事前に参加メンバーに共有しております。
さらに議題を3つほどに絞り、それぞれの議題にどれくらい時間を使うのかも、おおまかな時間配分を決めるなどの工夫をしています。
日常業務の中では他者へ相談するとき、分からないことをなるべく一言で説明できる粒度まで整理してから相談するようにしています。
これにより、質問内容を相手に伝えやすくなりますし、受け手の時間の節約にもつながると考えています。
(案外思考を整理しているうちに自己解決するケースも多いです。)
このようなコスト意識をメンバー全員が共通で持つことで、職場の生産効率を向上させることができると考えます。
ただ、こういった話をすると、「相談をしてはいけないのか?」や「雑談をしてはいけないのか?」という声が聞こえそうですが、そういう訳ではありません。
緊急度が高い場合は、相談せず長期的に放置してしまうと損失というより多くのコストにつながります。
こういった場合は誰かに助けてもらうことで心理的なストレスを緩和することができます。
考えがまとまっていない場合は、そのことを打ち明けてしまっていいと思います。
より安全なルートを探す事のほうが大切です。
また、雑談も必要だと考えています。雑談は、ポジティブな環境作りに必須だと思ってます。
率先して自分から話しかけるぐらいが丁度良いでしょう。
雑談は人間関係を良くするための潤滑油であり、消費ではなく投資と考えると良いかもしれません。
要するに、コスト意識を持ちながらも、相手の立場や感情を考慮した行動を心がけることが、良い職場環境を作るための重要な要素だと私は考えています。
価値提供を意識
仕事とは何かについて考えてみたいと思います。
私は世の中に価値を提供するものだと思っています。
残念ながら「仕事=ツライもの」という認識を持っている方もいるかもしれません。
ある意味ではその認識は正しいかもしれません。
なぜなら、仕事とは、自分でできないことや苦手なことをお金を払って他人に代行してもらうこととも考えられるからです。
そのため、今の自分の仕事が天職だ!という方はとても幸運なことだと思います。
その反面、働いてる方の大半が何かを犠牲にしているのだろうと思います。
では、世の中の働く人全員がツラそうにしているかと言われたら、きっとそうではないでしょう。
イソップ寓話「3人のレンガ職人」という話をご存知でしょうか?
大聖堂を建設するレンガ職人に旅人が「ここで何をしているのですか?」と尋ねます。
すると3人の職人はそれぞれ次のように答えます。
- 1番目のレンガ職人:「レンガを積んでいる」
- 2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで家族を養っている」
- 3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」
この話は、視野を広く持ち、目的を持って取り組むことの重要性を示しているものです。
せっかくなのでもう少し想像を膨らませてみましょう。
1番目のレンガ職人
「レンガを積んでいる」と答えた彼は、おそらく誰かからそのように言われたのでしょう。将来、彼が何をしているかは想像できません。彼が将来の展望について深く考えていない可能性があるのは心配です。
2番目のレンガ職人
「この仕事のおかげで家族を養っている」と答えた彼は、仕事の安定性や収入の重要性を理解していることがわかります。そんな彼は高単価の仕事を見つけると職を変えてしまうのかなという気もします。
3番目のレンガ職人
「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」と答えた彼は、自分の仕事を誇りに思っていることが伝わります。目的を達成するために日々いろんなアイデアが生まれ、3人の中では一番意欲的に仕事に取り組んでいる気がします。
どうでしょう?
同じ仕事でも、仕事に取り組む姿勢によって将来のパフォーマンスに差が出る気がしませんか?
この話の味わうべきポイントとしては、同じ仕事をしているのに、それぞれが思い描いている世界が異なっているところだと思います。
私自身もサラリーマンを経験する中で隣の芝生が青く見える瞬間はありました。
しかし、仕事を愛し、顧客に寄り添う姿勢はどの仕事に就くにしても非常に大切な考え方だと思っています。
そうすることで、自身の価値を創造し、チームやプロジェクトに貢献する意識を持つことができるようになると考えています。
自分の仕事に取り組む姿勢を変えれば、常にスキルを高め、知識を広げることができ、それが最終的には社会全体への貢献につながると信じています。
まとめ
社会貢献するためには、まずは職場の環境を良くすることが大切です。
私は、ポジティブな姿勢、コスト意識、そして価値提供の意識を持ちながら日々の仕事に取り組んでいます。
もし「仕事=ツライもの」と感じている方がいるなら、自身がどのような価値提供ができているのかを意識してみてはいかがでしょうか。
その考え方を持つだけで、きっと仕事に対して前向きに取り組めるようになるはずです。私と同じように、まずは職場環境作りに貢献しようという仲間が増えたら幸いです。