Linux備忘録01 2022/11/07~
ディレクトリ、ファイル操作の基本
ディレクトリの記号 2022/11/08
記号 | 説明 |
---|---|
. | カレントディレクトリ |
.. | 一つ上の階層 |
/ | ルートディレクトリ |
~ | ホームディレクトリ |
- | 一つ前にいたディレクトリ |
パス(path)
パス(path)とは、ファイルまでの道のりを表すもの。
絶対パス
ルートディレクトリを起点として、ファイルのある場所を表したパスのこと。
例: user/local/lib
相対パス
カレントディレクトリを起点としてファイルのある場所を表したパスのこと。
パスを通す
全てのLinuxコマンドの実態は実行ファイルである。その実行ファイルは/binや /usr/bin、/usr/local/binなどのディレクトリに置くことになっている。
例えば、catコマンドのフルパスは/bin/catであり、このフルパスとcatのみをコマンドとして実行することは同じである。
しかし、このときシェルがそれらの実行ファイルがどのディレクトリにあるのかを把握していないとコマンド名のみで実行することができない。
例:<コマンド名>: command not found というエラーが出る。
あらかじめ、ファイルのある場所までの道のり(パス)をシェルに
ディレクトリ・ファイルの移動と複製
mvコマンド
mv
はディレクトリやファイルを別のディレクトリへ移動したり、ディレクトリ名やファイル名を変更する際に使用するコマンドである。
使い方
$ mv [オプション] [移動させたいディレクトリ(またはファイル名)名] [移動先のディレクトリ名]
主なオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-f | 移動先に同名のファイルがある場合、強制的に上書きされる |
-i | 移動先に同名のファイルがある場合、確認メッセージが表示される |
-b | 移動により上書きされるファイルのバックアップを作成する |
-n | 移動先に同名のディレクトリがある場合は、処理を実行しない。 |
-v | 移動処理を行う際の詳細情報を表示する |
mv
コマンドはディレクトリやファイルの中身は変更せず、名前だけを変更することもできる。その際、新しく指定するディレクトリ名は、そのディレクトリに存在しない名前でなければならない。既存の名前を指定してしまうと、そのディレクトリやファイルが対象ディレクトリファイルの内容で上書きされてしまうので注意が必要。
ファイルを任意のディレクトリに移動する場合には、移動先のディレクトリ名に/.
をつけることで、より安全に作業を行える。もし、/.
をつけずにmvコマンドを指示し、移動先ディレクトリ名が存在しない場合、hoge.txtはhogehogeというファイル名にリネームされるという挙動をとる。
#hoge.txtをhogehogeディレクトリに移動
$ mv hoge.txt hogehoge/.
sudoコマンド
r
suコマンド
一般ユーザーではアクセス権がなく、rootユーザーとしてコマンドを実行しなければ行けないとき、suコマンド、もしくはsudoコマンドを使用して一時的にrootユーザー権限を使用することができます。