あいさつ
はじめまして、Ryotaです。
この記事を見つけてくれてありがとうございます。
「お前誰やねん!」って感じだと思うので、まずは簡単に自己紹介をさせてください。
現在、Webエンジニアとして働いています。
気づけばもう4年目。主な担当業務はこんな感じです。
- Railsを使ったWebアプリの開発
- インフラ(AWS)周りの構築・運用
- 仕様調整やお見積り作成
- 部下のマネジメント
プライベートでは、ゲームをやることが多いです。
特に好きなのは、APEX・モンハン・ファンタジーライフiあたり。
もし同じ趣味の方がいれば、ぜひ仲良くしてください!
さて、前置きはこれくらいにして…
なぜこの記事を書こうと思ったのか、少しお話させてください。
僕がこの記事を書こうと思った一番の理由は、
「エンジニアを目指そうとしている人の力になりたい」
と思ったからです。
正直、今の世の中にはエンジニア未経験転職の情報があふれています。
極端に「夢が叶う!」と持ち上げていたり、逆に「絶対やめとけ!」とネガティブなことばかり言っていたり。
どれも現実味がなくて、結局、何を信じたらいいのか分からない人も多いと思います。
僕自身も、当時はそうでした。
実際に、エンジニア業界の闇を体験しました(笑)
だからこそ、僕の実体験を、リアルなストーリーとして伝えたい。
悩みや不安を抱えている「あなた」へ、そして、過去の「自分」へ向けて、問いかけたい。
「あなたの不安や悩みは、俯瞰してみると案外小さいものかもしれない」
そんな想いを込めて、この文章を綴ります。
良ければ、最後まで読んでみてください。
きっかけ
エンジニアになる前、僕は大学3年生から26歳まで、営業の個人事業主として働いていました。
コロナ禍になるまでは、そこそこ順調にやれていたんです。
でも、結局は自分の能力不足で廃業することになってしまいました…。
貯金も底をつきかけ、いよいよ生活費すら危うくなったとき。
「次、どうする?」と考えたときに、ふと思ったんです。
昔からパソコンを触るのが好きやったし、わりと得意やったな。
最近エンジニア流行ってるし、ええんちゃう?
正直、最初は半分ノリで決めました。
追い込まれて、戦えるフィールドを探したとき、頭に浮かんだのが「営業」か「IT業界」。
だから、自然と「エンジニア」という選択肢が浮かんだんです(笑)。
でも、それだけじゃありません。
廃業を経験したことで、僕の中にはこんな思いもありました。
「もう一度、自分の力で稼げるようになりたい。新しいスキルを身につけて、いつかまた自分で事業をやりたい。」
正直に言うと、当時は「会社員絶対嫌や」という、変なプライドもあって。
それが邪魔をして、かなり苦しみました。
一緒に仕事をしていた人の前では強がりつつ、家に帰ってから1人で悔し泣きしたこともあります。
「何でうまくいかんのやろ」「なんで俺は…」って。
でも、心の奥ではこうも思っていました。
「エンジニア×経営者って、なんかカッコよくない?」
そんな淡い憧れと、再起への決意が、僕を新しい道へと押し出してくれたんです。
挑戦の道のり
未経験、26歳、貯金ほぼゼロ。
そんな僕が、どうやってエンジニアの世界に飛び込んだのか?
まず最初に浮かんだのは、「どうやって転職する?」 という疑問でした。
調べてみると、出てきたのは以下の選択肢。
- スクールに通う → 卒業後、提携企業に就職
- 独学でポートフォリオ作成 → 転職活動
- 独学でポートフォリオ作成 → フリーランス
- 未経験OKのSES企業に入社
はい、お察しの通り!
廃業してお金も時間もない僕には、SES企業一択です(笑)
SES企業に入社!…でも現実は甘くなかった
転職活動を開始し、3社ほど面接を受け、ありがたいことに1社から内定をもらいました。
営業経験があったおかげで、面接自体はそこまで苦労しなかったのも幸運でした。
しかもその会社、カリキュラムを修了すれば現場に入れる、という「セット売り」スタイル。
「これなら行けそうやな」
そんな軽い気持ちでスタートしたのですが、入社後に待っていたのは、未経験OK SES業界の「リアルな闇」でした。
最初に説明を受けた内容は、こんな感じ。
- 半年間で社内独自のカリキュラムを進める
- カリキュラムは 日中案件の後や休日に 進める
- 日中は、指定された現場で働く
- 質問はSlackで。直接のサポートは基本なし
え?これ、労基的に大丈夫?
通勤時間が長かったら、勉強時間どうするの?
頭の中が「?」で埋め尽くされましたが、選択肢がない僕は、とにかくやるしかない状況。
悩みながらも、「まずは目の前のことをこなそう」と自分に言い聞かせ、勉強を進めました。
夢見た「Webエンジニアのキラキラ生活」は、どこへやら(笑)
プログラミングの壁と、出会い
プログラミングの勉強が進む中で、僕がつまずいたポイントは色々ありました。
- ループ処理の仕組み
- Sessionの概念
- ログイン機能の実装
- フレームワークの仕組み(Laravel)
- dockerを用いた環境構築
- githubの使い方
質問できる講師がいるはずなのに、いざ聞いてみると、これがまたびっくりで。
仕組みや根本的な部分の解説を求めても、曖昧な返答ばかり。
「なんで?」と思い、社内の人たちに色々と聞いて回ったところ…
実は講師の方も、僕と同じカリキュラムを卒業しただけで、現場経験がなかったという事実が発覚。
正直、絶望しました。
でも、文句を言っても仕方ない。
どうにか自分で解決するしかないと思い、藁にもすがる思いで辿り着いたのが、ChatGPT様です。
これが本当に救世主で、分からないことはChatGPTに聞きながら、ポートフォリオ以外の部分はなんとか理解して進めることができました。
もう一人の救世主と、乗り越えた壁
ただ、最後の大きな壁が残っていました。
それはポートフォリオの要件定義書や画面設計、機能設計などの領域です。
ChatGPTはとても便利なんですが、「ゴールや方向性が見えている前提」でないと、答えを引き出すのが難しい場面が多く、ここで完全に詰みかけました。
そんなとき、ダメ元で社内のSlackに質問を投げたところ、なんと現場経験のある先輩エンジニアが手を差し伸べてくれたんです。
この方の回答がまたすごくて、具体的で分かりやすく、しかも「+αの知識」まで教えてくれる。
この人に出会えたことで、会社への印象も変わりました。
「結局は、自分の行動次第で、チャンスを掴めるかどうかが決まるんだな」
心からそう思った瞬間でした。
そして、現場デビューへ
何度も挫折しかけながらも、なんとかポートフォリオを完成させ、無事にカリキュラムを卒業。
「最後までやりきれて良かった!」と達成感で胸がいっぱいになりました。
とはいえ、まだスタートラインに立ったばかりなんですけどね(笑)
そして現場デビューに向けての準備が始まりました。
そこで再び出てきたのが、SES業界ならではの「謎ルール」。
- 面接対策をします
- スキルシートを作成してください → え?スキルないけど?
- スキルシートは「2,3年経験していること」にしてください → What!?
- 自社の名前は出さないでください
おいおい、闇しか感じへんぞ!!
でも、もうこの頃には麻痺してて、「まぁ…そういうものなのか?」と思うしかありませんでした。
不安と葛藤を抱えながらの現場初日
面接自体は営業経験が活きたのか、1社目であっさり参画が決定。
でも、スキルシートを盛った以上、不安は常につきまとっていました。
- 「簡単な質問でもバレたらどうしよう…」
- 「バレたら自分の責任?」
- 「罰金とか取られないよね?」
- 「詰まったとき、誰にどうやって質問すれば…?」
正直、毎日が不安で押しつぶされそうでした。
そして、いよいよ現場初日。
「では、環境構築をお願いします。2日くらいで終わると思います。」
「ドキュメントはありますが、動かない可能性が高いので、何かあったら言ってください。」
はい、詰んだーーー。
このときの絶望感は、今でも鮮明に覚えています。
結局、環境構築には1週間もかかりました。
同じ日に入った他社のメンバーも同じくらいのペースだったので、少しだけホッとしましたが、その安堵もつかの間、次々とタスクが振られ、内容を理解するのに必死でついていく日々が始まりました。
これが僕のエンジニアデビュー
あのとき一緒に参画した2人も、実は僕と同じく「完全未経験」で、スキルシートを盛って参画していたと後から知りました。
「みんな同じか…」と妙な安心感があったのも正直なところです(笑)
でも、この経験を通して一番強く感じたのは、
「結局は、自分の行動次第で何とかなる」
ということでした。
もちろん、闇もある。理不尽もある。
だけど、それを知った上で、どうやって自分で乗り越えていくか。
それが、未経験からエンジニアになるという挑戦のリアルだと、今では思っています。
現在の自分
現場デビューしてから1年が経った頃、
「もっと開発スキルを磨いて、能力を高めて、単価も上げたい!」
そんな思いが強くなり、転職もしくはフリーランスデビューを視野に入れて動き始めました。
転職活動を進める中で、あるコミュニティで現在勤めている会社の代表と出会いました。
お互いの思いや、会社・事業に対する考え、そして僕自身のエンジニアとしての経験や目標について語り合ううちに意気投合し、気づけば「あなたの会社で働きたいです!」と伝えていました。
こうして、転職を決意したんです。
現在の業務内容
現在の主な業務は、挨拶でもお話しした通りですが、もう少し具体的にお伝えすると以下の通りです。
1. お客様との要件整理
2. タスクの分解・整理
3. 開発業務およびマネジメント
4. 請求業務
5. 新規事業の立ち上げ支援
6. 採用活動
7. 幅広い業務を担当していますが、その分、視野が広がり、日々学びの連続です。
なぜ僕を受け入れてくれたのか
改めて振り返ると、エンジニア歴わずか1年の自分を、スタートアップ企業で、しかも社員2人目という立場で受け入れてくれた理由は、以下の要素が大きかったのではないかと感じています。
- 責任を持ってやり切る姿勢
- 楽しんで物事に取り組むスタンス
- 強い成長意欲
会社の理念もこれらに近い価値観を大切にしており、きっとお互いの相性が良かったんだと思います。
少しずつ、だけど確実に成長中
最近では、技術力も少しずつ身についてきて、周りからも「一人前のエンジニア」として認めてもらえるようになってきました。
もちろん、まだまだ成長途中ではありますが、日々挑戦しながらスキルを磨いているところです。
この先も「成長し続ける自分」でありたいし、エンジニアとしての価値を高め、もっと周りの人たちに貢献できる存在になりたいと思っています。
これからの目標
直近の目標は、1つのプロジェクトをすべて自分で担当できるようになることです。
いまは、難易度が高いタスクや未経験の分野では、周りに助けを求めることが多い状況です。
全体の8,9割くらいは自力で対応できていますが、これを10割に引き上げて、どんな課題も一人でやり切れるエンジニアになりたいと思っています。
また、もう少し先の目標としては、入社5年目のタイミングで「関西支社を立ち上げる」もしくは「独立」したいと考えています。
理由は、家族の近くで暮らしたい気持ちと、過去の自分へのリベンジの意味も込めています。
フルリモートに切り替えれば解決する話ではありますが、あえて挑戦という形で、両方を実現できたらと思っています。
まとめ
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
めっちゃ嬉しいです!
もし少しでも響いた部分があれば、ぜひ「いいね」をしていただけると励みになります。
最後に、未経験からエンジニアを目指している方へ、一言だけ。
迷わず、やりたいことに飛び込んでみてください。
これは今の僕自身にも言えることです。
悩んだり、不安に思ったりすることは、挑戦しているうちに自然と小さくなっていきます。
挑戦し続けていれば、必要な壁が目の前に現れます。
そして、その壁を一つずつ乗り越えていけば、エンジニアだろうが何だろうが、きっと大抵のことは達成できると思っています。
それでも、どうしても踏ん切りがつかない方は、気軽に話しかけてください(笑)
背中を押せるかもしれませんし、押せないかもしれませんが(笑)
少しでも誰かの役に立てたら嬉しいです。
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