69
47

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Rubyのハッシュとシンボル

Last updated at Posted at 2018-07-12

はじめに

RailsやRubyなどで、Webアプリケーション作成をしていて、Rubyのハッシュとシンボルの理解が曖昧だったので、勉強した記録をまとめました。

まずRubyのハッシュと、配列との違い

  • ハッシュは「複数のデータをまとめて格納できるオブジェクト」という点において配列と同じ
  • 異なる点
    • インデックスとして整数値以外でも使える
    • (一般的な)ハッシュでは要素の並び順が保証されない(が、Rubyのハッシュは追加された順序が保持される
  • ハッシュはキーとそれに対するのペアでデータを管理することができる
  • Rubyの場合、ハッシュのキーは、何らかのオブジェクト(文字列やシンボルなど)
  • 他言語では連想配列とも呼ばれる

ハッシュ

ハッシュとは、キーと値を組み合わせて保持するデータ構造です。


user = { "first_name" => "john", "last_name" => "lenon" }

puts user

=> {"first_name"=>"john", "last_name"=>"lenon"}

配列

配列とは、複数のデータをまとめて格納できるオブジェクトで、その意味においてはハッシュと同じです。
ただし、配列は任意のキーではなく、0から始まる数値(index)で要素の位置を指定します。


number = ["one", "two", "three"]

puts number

=>
one
two
three

puts number[0]
=>
one

puts number[1]
=>
two

puts number[2]
=>
three

シンボルを用いたハッシュ

シンボルとは?

シンボルとは主に文字列にコロン(:)を前に置いて定義したものです(ただし!文字列を"_"で囲む必要はありません)。たとえば、ハッシュのキーとしてシンボルを使う際は、コロンの後に置く場合もシンボルとなるケースがあります。ただ、通常は前に置きます。

シンボルはオブジェクト

文字列とほぼ同じですが、メソッドや、ハッシュの値のキーなどの名前を識別するためのラベルなので、微妙に違います。


str = "string"

puts str.class

=> String



sym = :symbol

puts sym.class

=> Symbol

classメソッドは、そのオブジェクトがどのクラスに属しているかを返します。

ハッシュはシンボルにも使える

上の例文で、下記のように書きましたが


user = { "first_name" => "john", "last_name" => "lenon" }

puts user

=> {"first_name"=>"john", "last_name"=>"lenon"}

キーがシンボルの場合、以下のようにハッシュリテラルを短く書く記法があります。


user = { first_name: "john", last_name: "lenon" }

puts user

=> {:first_name=>"john", :last_name=>"lenon"}

ハッシュにシンボルを使うメリット

メモリ消費が少なく、パフォーマンスが高いというメリットがあるそうです。

以上です。

参考

69
47
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
69
47

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?