海外クラウドソーシングへの挑戦①

はじめに

昨今（10/16時点で、1ドル148円）の円安、海外のインフレ、進まない日本の賃金上昇などを見て、個人で海外の仕事を受注できないかどうかを考えてみました。

また、翻訳技術の発達により、リアルタイムの音声会話以外は翻訳サイトによる翻訳で十分なように思います。（DeepLで十分だと思います。）

そこで、見つけたのが海外のクラウドソーシングのサイトを使った仕事の受注です。

海外クラウドソーシングサイト

全体のクラウドソーシングのサイトとしては、こちらを参照してください。

私は、自身としては、AIエンジニア、データサイエンティストの仕事を探すため、以下のサイトに登録してみました。

• freelancer.com
  かなり大手のサイトで、エンジニア系の案件が多く、充実しています。
  　 現在このサイトをメインで利用しています。

  AI、データサイエンスの案件も非常に多く、「Computer Vision」、「Machine Vision/Video Analytics」、「NLP」で60件もヒットします。

• upwork.com
  こちらも大手のサイトで、日本人でもupwork.comに登録して、海外の案件を受注したという方を多く見受けられます。
  こちらも、AIやMachine Learning系で数十件の案件が常時ヒットします。

• fiverr.com
  他にfiverrというサイトにも登録しましたが、こちらは公開されている案件に応募するという形ではなく、仕事を頼みたい人が仕事を依頼する人を探すためのサイトのようです。
  なかなか、英語での実績がないと難しそうです。

まずは登録

まずは、サイトの登録とプロフィールの作成ですが、やはり英語プロフィールを登録するのがなかなか難しいですね。
とりあえずは、日本語で簡単なプロフィールを書いて、deepLなどで翻訳したものを登録して、実際にサイトに入った後で、実際に案件を受注している人のプロフィールを真似してみてもいいかと思います。

githubでコードの公開をしている人は、githubで連携した方がいいと思います。できれば、readmeの英語バージョンを作っておくとアピールになるのではないかと思います。

また、先ほど発見したのですが、freelancer.comについては、サイトの日本語化が可能なようで、プロフィールの「setting」から表示言語を変えることができました。

なんだかんだ日本語サイトだと落ち着きますね。。

案件に応募する

日中は他の業務を行なっているため、軽めの案件を中心に案件への応募を行なっていきました。
実際に案件を見てみるとやはり、実績のない状態での案件獲得というのは非常に難しいということを実感します。

相手の立場になって考えると、

• 「実績がない」
• 「プロフィールに書かれている情報もどこまで信用できるかわからない」
• 「英語のSNSなどの情報もないから、信用できる人かもわからない」
  状態なわけですから、頼みにくいというのは当然のように思います。

であれば、まずは安い価格で難易度の低い案件に応募しようということで、応募してみていますが、これも中々難しいです。

（日本語のスキルを求める案件は、相手側からオファーがくることもかなりあり、比較的容易に受注できるようです。まず、実績を作りたいという方は日本語関係の案件を獲得することを検討しても良いかもしれません。）

Contests形式の案件に応募する

いくつかの案件に応募してみましたが、中々受注することが出来ませんでした。
プロフィールの記載を充実させたり、サイト内の有料プログラムの受講やテストを受けることで、プロフィールを充実させるという手段もありますが、正直それほど有効ではない気がします。
やはり、実際に手を動かしたいということと、手取り早く実績を作りたいということで「Contests」形式の案件に応募してみました。

Contests形式の案件は、実際に作業した後に相手側が採用するかどうかを選ぶため、とりあえず案件に取り掛かることができます。

• 採用されれば、実績になる。
• 採用されなくとも星などの評価がもらえれば実績に出来る。
• 実際、手を動かして、実案件を実施するので、実践的な学習

また、過剰サービスになってしまいますが、相手が要求したもの以上のものを納品することでより選ばれる可能性が高まります。

実際、今回かなり過剰サービス気味の内容を納品して、案件を勝ち取ることが出来ました。
(31Euroの案件に対して、10時間以上かけたので採算は全然合わないです。）

こうしたことで、実績を作りながらより高度で採算性の高い案件を獲得していきたいと思います。

最後に

1ドル148円とはいえ、グローバルのクラウドソーシングサイトだと物価の安い地域のフリーランサーが多い印象です。

そのためか、高単価の案件はそれほど多くないように思います。（エンジニア向けの案件しか見てません、インフレが進行している欧米からの日本語特化系の求人であれば、高単価が期待できるかもしれません。）　　

今のところは副業として案件をこなして、キャリア形成のための経験を積む手段の一つぐらい考えた方が良いかとは思っています。