はじめに
- 統計ソフトウェアR(およびRStudio)のバージョン管理や環境設定のメモです。
動作環境
- Windows10 64bit
- R (バージョン 4.0.5)
- RStudio (バージョン 2022.12.0)
Rのバージョン管理
Rのバージョン確認
R
R.version.string
Rのアップデート
R
install.packages("installr")
library(installr)
updateR()
RStudioのアップデート
- RStudioツールバーのHelp > Check for Updatesから行う
パッケージ管理
- パッケージのインストール
R
install.packages("パッケージ")
install.packages("installr") # 例
- 指定のパスからのパッケージのインストール
R
libs.name <- list.files(path="パス")
install.packages(libs.name)
- パッケージのアップデート
R
update.packages("パッケージ")
- パッケージの有効化・無効化
R
library(package) # 有効化
detach(package) # 無効化
- パッケージの詳細
R
help(package="lmerTest") # パッケージのヘルプ
packageVersion("rstan") # パッケージのバージョン
find.package("rstan") # 特定のパッケージのパス
.libPaths() # パッケージの参照パス
環境設定
- 環境設定の一覧確認
R
Sys.getenv()
- 環境設定の個別確認
R
Sys.getenv("R_LIBS_USER")
Sys.getenv(c("R_HOME", "R_LIBS_USER", "R_PLATFORM"))
- 環境設定の変更
R
Sys.setenv(R_LIBS_USER = "C:/R-4.0.5/library")
Sys.setenv("HOME" = "C:/Users/user1")
- localeの変更
言語表記を変更したいときに有用。
例えば、グラフの日付軸を日本語表記(例:12月)から英語表記(例:December)にしたい場合など。
R
Sys.getlocale("LC_TIME") # 現在の設定を参照
[1] "Japanese_Japan.utf8"
Sys.setlocale("LC_TIME", "C") # 英語に設定する
Sys.Date() %>% months() # 確認
[1] "December"
Sys.setlocale("LC_TIME", "Japanese_Japan.utf8") # 日本語に設定する
Sys.Date() %>% months() # 確認
[1] "12月"
おわりに
Rとパッケージのバージョン管理と環境設定について基礎的なコマンドを載せました。
バージョンの管理については、たまに最新だと不具合があったりするので、どのバージョンだと動くのか確認した上で、古いものをインストールしたりして対応します。
参考文献