はじめに
- 統計ソフトウェアRの色パレットの取り扱いのメモです。
- ggplotで作図をする際に色で悩むことが多いのでメモ書きします。
動作環境
- Windows10 64bit
- R (バージョン 4.0.5)
- RStudio (バージョン 2022.12.0)
Rのカラーパレット
論文で使えるカラーコード
論文などで使える豊富なカラーパレットを備えたパッケージ"ggsci"が優秀。
カラーパレット一覧はここを参照。
R
# パッケージを取得
library(ggsci)
# 特定のテーマのカラーコードを取得(例:nejm)
pal = pal_nejm(alpha = 1)(9)
pal
# 取得したカラーコードを図で表示
library("scales")
show_col(pal)
デフォルトのテーマのカラーコード
デフォルトカラーを取得する関数を作ってくれている、ここのサイトが参考になる。
R
# 色テーマ(hue:ggplotデフォルトカラー)の関数作成
ggColorHue <- function(n, l=65) {
hues <- seq(15, 375, length=n+1)
hcl(h=hues, l=l, c=100)[1:n]
}
# 色サンプル(カラーコード)の作成
n <- 4 # 何分割の色にしたいかを決める
cols <- ggColorHue(n=n) # 標準 n:色の数
cols_dark <- ggColorHue(n=n, l=45) # 暗め
cols_light <- ggColorHue(n=n, l=85) # 明るめ
# 色サンプルのコード
cols
# 色サンプルのRGB値
col2rgb(cols)
# 色サンプルの表示
scales::show_col(cols)
# n=46の場合
cols <- ggColorHue(n=46)
scales::show_col(cols,labels = NA,ncol = 46) # 図表示を変更
- 手動で色の凡例を作成
色の種類が多い時など、標準の作図の凡例だときれいに表示しにくいときは手動で作ってしまえばよいこともある。
R
# 例:都道府県番号(n=47)の場合
cols <- ggColorHue(n=47)
scales::show_col(cols,labels = NA, ncol = 46) # 横向きに図表示
カラーブラインド(色覚異常)を考慮したカラーコード
科学論文などでは色盲の読者を意識したグローバルカラーの使用が推奨されている。Rにはそれを考慮したカラーパレットのパッケージ"colorBlindness"が存在する。
R
# パッケージを取得
library(colorBlindness)
# パッケージを読み込むだけで様々なカラーパレットが使える
# 色サンプルの表示 例:paletteMartin
scales::show_col(paletteMartin)
カラーコードの参考になるサイト(Rとは関係ない)
- 様々なカラーコードを参照できる。
- 2色間の中間のカラーコードを調べるに役立つ。
おわりに
Rでの作図における色選択の参考になる情報を載せました。
ほとんど、既存のサイトからの転載になっています。
参考文献