概要
Azure Synapase Analytics Spark Poolにて、他のノートブックを参照する%runが利用可能であることを共有します。
2021年6月28日時点、日本語版ドキュメントでは%RUNをSynapseパイプラインから実行できないとの旨の記載があります。
引用元：Synapse ノートブックの使用方法 - Azure Synapse Analytics | Microsoft Docs
ただし、英語版のドキュメントにはSynapseパイプラインからの実行も可能であるとの記載がありました。
Notebook reference works in both interactive mode and Synapse pipeline.
引用元：How to use Synapse notebooks - Azure Synapse Analytics | Microsoft Docs
どちらかが正しいかを確認するために、ちょっとした検証したところ、%runをSynapseパイプラインから利用できました。
この記事では、検証手順を紹介します。
検証
1. sqlというフォルダというフォルダ配下に、%runにより実行されるノートブックを作成
%%sql
select 1
2. %runを実行するノートブックを作成
%run /sql/select
3. 2で作成したノートブックを実行するパイプラインを作成
4. "すべて発行"を選択
5. 3で作成したパイプラインにて、"今すぐトリガー"によりパイプラインを実行
6. %runが適切に動作していることを確認
