概要
Azure Synapse AnalyticsはSQL DWというブランド名だったころから、Shrink DBをサポートしていませんでしが、今月のUpdateで一般提供されたようです。
SHRINK DBってなに?
SQL Serverを運用されている方はご存知かと思いますが、SQL Serverのデータ保存領域は確保されたディスク容量(①)と、実際の利用(②)が別々に管理されます。
通常、テーブルの増大(②)に伴ってディスクの確保領域(①)は自動拡張されます。
しかし、利用に応じて確保されたディスク容量(①)が増えたあと、テーブル削除などで実際の利用(②)が減ると、実際には使っていないのにディスク容量を確保している状態(①>>②)が生まれます。
ディスクの確保領域を減らしたい場合、SHRINK DBというコマンドを実行して、使われていない確保領域(①)を解放することで、①≒②のような状態にする必要があります。
Azure Synapse Analyticsでも同様の仕様があり、テーブルは削除したはずなのに、ディスクの確保領域により課金が発生するため、一部の利用者の間では問題となっていました。
リファレンス
DBCC SHRINKDATABASE (Transact-SQL)
リリースノート
en-usの記事でしか記載がないので注意