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Azure Data Factoryの環境反映パターン【手動、小規模】

Last updated at Posted at 2022-03-06

はじめに

Data Factoryの開発環境から本番環境への反映方法についてまとめます。

今回は最も単純なパターンである、手動小規模向けとなります。

注意事項:

  • Synapse では利用できません。SynapseはARM上に成果物を保持していないため
  • トリガーの移行では一時的なトリガーの停止が必要です。
  • 反映は増分であるため、削除の反映は手動で消すかスクリプトの利用が必要です。

2022/03時点の情報です。

他パターン

Azure Data Factoryの環境反映パターン【手動、大規模対応】
Azure Data Factoryの環境反映パターン【自動(承認付き)、小規模】

参考記事

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/data-factory/continuous-integration-delivery-manual-promotion

手順

準備

以下のような状態だとします。

開発環境

リンクサービス:
2022-03-06-11-40-49.png

データセット:
2022-03-06-11-41-13.png

本番環境

作成した時点のデフォルト状態です。

リンクサービス:
2022-03-06-11-44-28.png

データセット:
2022-03-06-11-44-41.png

1. ARMテンプレートのエクスポート

開発環境のADF上の管理ハブからARMテンプレートARMテンプレートのエクスポートを実行します。

2022-03-06-11-47-35.png

ダウンロードできたファイルを確認します。

2022-03-06-11-48-06.png

今回の手順では、arm_template.json を利用します。

2. ARMテンプレートのインポート

同様に、開発環境のADF上の管理ハブからARMテンプレートARMテンプレートのインポートを実行すると、カスタムデプロイ用画面に遷移します。

2022-03-06-11-49-14.png

エディターで独自のテンプレートを作成する を選択します。

2022-03-06-11-49-36.png

先ほどダウンロードしたarm_template.json を読み込みます。

2022-03-06-11-50-39.png

結果が表示されるので、保存をクリック

2022-03-06-11-51-20.png

プロジェクトの詳細では、対象の本番環境ADFが存在するリソースグループを選択します。

インスタンスの詳細では、本番環境用のパラメータを設定します。
今回は以下

  • 対象の本番環境ADFのリソース名
  • 本番環境ADF用のデータレイクストレージurl

今回の環境では、本番と開発の名称差分はdev->prodに変更するだけなので該当箇所を修正しました。

2022-03-06-11-53-36.png

パラメータファイルはダウンロードしておくと次回以降は読み込むだけで利用可能です。

2022-03-06-11-57-16.png

確認と作成作成 からデプロイします。

2022-03-06-11-57-47.png

本番環境にデプロイされました。

2022-03-06-11-59-02.png

なお、リンクサービス名は環境に関する文字列はいれないことを推奨します。(各環境間で同じ名前を使いたい)

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