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Azure Data Facoty / Synapse Analytics Mapping Dataflowでデータ品質検証によるエラーを起こす

Last updated at Posted at 2021-12-21

はじめに

Mapping Dataflowでデータ型の検証し、想定外のデータがある場合にエラーとする方法を紹介します。
確認した環境はデータ流出保護を有効にしたSynapse Analytics Workspaceです。
今後正規の方法が機能追加されるかもしれません。
→早速追加されてました。12/22 追記済み

2021/12時点の情報です。

注意

紹介する方法は条件によって動作しない可能性があるので、十分にテストしてからご利用ください。

参考

マッピング データ フローでのアサート変換

マッピング データ フロー変換の概要
Azure Synapse Analytics ワークスペースでのデータ流出の防止

確認手順

Dataflownの基本はわかることが前提の手順となります。

1. データの準備

適当なデータを用意します。
今回はAdventureWorksLTからcsv出力したデータを使いました。
AddressIDが数字で連携されるとして、これが文字列などが入ってしまう場合にエラーにしようと思います。

2021-12-21-19-44-49.png

AdventureWorks サンプルデータベース

2. データフローの作成

2.1. sorce

いたって普通にプロジェクションにより列を読み取ります。
プロジェクションの時点で型を決める場合、型に当てはまらない場合はNULLになります。
今回は文字列として読み取ります。

2021-12-21-19-49-29.png

2.2 assert

以下のように検証をかけることができます。

image.png

2.3. sink1

sinkを設定します。

image.png

3. 動作確認

実行結果は以下の通り。

image.png

4. データの内容変更して動作確認

先頭行を文字列にしました。

74e62a80beef.png)2021-12-21-19-59-02.png

実行結果は以下の通り。

image.png

rest版

assert を確認する前の方法を残します

2.2. 条件分岐

AddressIDがintかどうかで分岐させます。

2021-12-21-19-50-15.png

2.4. sink2

ここがポイントになります。
異常データはRESTシンクしてしまいます。

2021-12-21-19-54-45.png

RESTシンクの中身です。
存在しないダミーurlを指定します

2021-12-21-19-55-34.png

また、設定タブで挿入のみのシンクにします。

2021-12-21-19-57-40.png

最後に書き込み順序を指定しておきます(影響ないかもです)

2021-12-21-20-05-19.png

3. 動作確認

実行結果は以下の通り。
sink1にのみデータ書き込みが発生しますが、sink2はなにもしません。

2021-12-21-19-58-18.png

4. データの内容変更して動作確認

先頭行を文字列にしました。

74e62a80beef.png)2021-12-21-19-59-02.png

実行結果は以下の通り。

2021-12-21-20-03-28.png

補足

sink2が0となるので、他の方法もいけないかと検証しましたが、空行でデータ書き込み動作が発生するらしく、うまくいきませんでした。

Delta Lakeの場合:スキーマのマージを拒否したうえで異常データのみダミー列を投入→sink 0件の場合でもエラーとなる

SQL DBの場合:

  • 存在しないテーブルをsink2にした→マッピングエラー
  • 事前スクリプトででたらめなSQLを記述→パースエラー
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