1.この記事の内容
使う頻度の低いコマンドなどは忘れやすいので,この記事に集約することにしました.
コマンドの仕様はwsl --help
やMicrosoft公式のWSL の基本的なコマンドを参照するものとして,この記事には筆者が使うことのあるものを中心に残すこととします.
2.WSLのコマンドなど
2-1.ディストリビューションの一覧
> wsl --list --verbose
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-22.04_E Exporting 2
Ubuntu-20.04 Stopped 2
Ubuntu-22.04 Stopped 2
2-2.ディストリビューションのシステムサイズ確認
> wsl --system -d <distribution name> df -h /mnt/wslg/distro
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sdb 1007G 439G 517G 46% /mnt/wslg/distro
2-3.仮想ハードディスクの保存場所の確認
レジストリエディタのLxssのBasePathで確認できます.
PowerShellなどのコマンドなら,Get-ItemProperty
で確認できます.
> Get-ItemProperty -Path Registry::HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Lxss\*
2-4.仮想ハードディスクの保存場所の変更方法
ディストリビューションのインストール時に指定した場所に保存することはできないようで,wsl export
→wsl import
の手順が必要なようです.
- WSLを停止
> wsl --shutdown
- exportする
> wsl --export <distribution name> <destination path>
- 登録を解除(unregister)する
> wsl --unregister <distribution name>
- importする
> wsl --import <distribution name> <install path> <exported tar>
3.さいごに
他にWSLの使い方に関して忘れて困るようなものを思い出したらこちらの記事に加筆していこうと思います.
なお,筆者が遭遇するトラブルへの対処方法については,WSLで良くあるトラブルと対処方法に書いていますので,よろしければ参照ください.