概要
エンジニアとして使っているMacBookの空き容量を確保したいときに削除できるものをリストしておく。
あくまでも個人的なメモなので、使っている言語やツールによって全く異なると思う。
一般的なデータ
「書類」
システム設定 > 一般 > ストレージ > 書類 > i マーク > ファイルブラウザ
をクリックすると、容量の大きいファイルをサクサク消していける。
一般的なパソコンとしての使い方をしている場合はこれだけでも十分かもしれない。
ここで閲覧 & 削除できるものに関しては以降では言及対象外とする。
~/Library/Caches
各種アプリケーションのキャッシュが入る。
ボトルネックになるサイズのものがあるかどうか確認すると良い。
その中でもう使っていないアプリケーションのキャッシュや、消しても大丈夫と判断できるものは消していく。
エンジニア関連
エンジニアとして色々やっていると、上記「書類」に含まれないデカデータ(恐らくだいたいは「システムデータ」に含まれる?)が出てくるのでさらにそれらを消す必要がある。
デベロッパ
システム設定 > 一般 > ストレージ > デベロッパ > i マーク
Xcodeの「キャッシュ」と「ビルドデータとインデックス」は状況に応じて消しても良いだろう。
node_modules
何はともあれ、まずは最近触っていないレポジトリの node_modules を消していく。
再度使う時はまた npm install すれば良い。
Yarn Cache
yarn はデフォルトでインストールしたパッケージを(恐らく全て)キャッシュしていく。
つまり各ローカルレポジトリ内の node_modules を消したとしても、~/Library/Caches/Yarn/
配下にパッケージが残っている。
yarn cache clean
このコマンドで全て削除できる。
Docker Image
Docker には気づくと全然使っていないのにクソデカ容量のイメージがあったりする。
ガシガシ消していく。
docker images
docker rmi IMAGE_ID
OrbStack と Docker Desktop の両方を使っていた場合は、以下のコマンドでコンテキストを切り替えることができる。OrbStackからは見えないが、Docker Desktop に使っていないイメージがたくさん、なんてことも。
# 一覧
docker context list
# Docker Desktop へ
docker context use desktop-linux
# OrbStack へ
docker context use orbstack
Docker Volume
ボリュームも気づくと溜まってたりするのでリストから不要そうなものがあれば消す。
docker volume ls
docker volume rm <ボリューム名>
Docker のビルドキャッシュ
$ docker system df
TYPE TOTAL ACTIVE SIZE RECLAIMABLE
Images 0 0 0B 0B
Containers 0 0 0B 0B
Local Volumes 0 0 0B 0B
Build Cache 64 0 63.47GB 63.47GB
このコマンドで容量の内訳を見ることができる。自分のこのコンテキストの場合、イメージを全部消した後だったので Build Cache のみが63.47GBとなっている。
(コンテキストごとに存在するので注意。OrbStack と Docker Desktop ではそれぞれ別の場所にビルドキャッシュを持っている。)
Image build stages are cached to speed up future builds. Unused cache is automatically deleted to save disk space.
ビルドキャッシュは自動で削除されるらしいが、今すぐ消したい場合は以下のコマンドを実行する。
$ docker builder prune -a
...
Total reclaimed space: 63.47GB
$ docker system df
TYPE TOTAL ACTIVE SIZE RECLAIMABLE
Images 0 0 0B 0B
Containers 0 0 0B 0B
Local Volumes 0 0 0B 0B
Build Cache 0 0 0B 0B
消せました 🚮
コンテキストごとにこれをやるとかなりの容量が空く。
参考
おしまい
他にもありがちなものがあれば教えていただけたら嬉しいです。