Javaとは
Java(ジャバ)は、プログラミング言語の一つであり、またその開発環境や実行環境を指すこともあります。以下にその主な特徴や概要を説明します。
・プラットフォーム非依存
Javaで書かれたプログラムは「一度書けば、どこでも動く(Write Once, Run Anywhere)」という特徴を持っています。これは、Javaプログラムが中間コード(バイトコード)にコンパイルされ、このコードがJava仮想マシン(JVM)上で実行される仕組みによるものです。JVMがインストールされていれば、OSやハードウェアに依存せず動作します。
・オブジェクト指向プログラミング(OOP)
Javaはオブジェクト指向を採用しており、クラスやオブジェクトを使った設計が可能です。これにより、コードの再利用性や保守性が向上します。
・豊富なライブラリとフレームワーク
Javaには、標準ライブラリに加えて多数のサードパーティー製ライブラリやフレームワーク(Spring、Hibernate、JUnitなど)が存在し、多様な用途で活用できます。
・安全性
メモリ管理は自動(ガベージコレクション)で行われ、不正なメモリ操作が発生しにくいため、C言語などに比べて安全性が高いとされています。
Javaを動かしてみる
Main.javaというファイルのSystem.out.println()の()の中に文字を書くと、出力結果にその文字が表示されます。
class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Javaの基本");
}
}
出力結果
Javaの基本
文字列
文字列はダブルクォーテーション(")で囲んであげる必要があります。" "で囲んでいないと、エラーになります。
class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("こんにちは");
}
}
出力結果
こんにちは
数値
数値を扱うこともできます。数値は文字列と違い、ダブルクォーテーションで囲みません。
また数学と同じ記号を用いて、足し算と引き算が可能です。記号はすべて半角で記述します
class Main {
public static void main(String[] args) {
// 数値の10を出力してください
System.out.println(10);
// 3に6を足した値を出力してください
System.out.println(3+6);
// 10から9を引いた値を出力してください
System.out.println(10-9);
// 「4 + 7」を文字列として出力してください
System.out.println("4+7");
}
}
出力結果
10
9
1
4+7
その他の計算
数値は足し算・引き算以外にも計算ができます。掛け算は「*」(アスタリスク)、割り算は「/」(スラッシュ)を用います。また「%」(パーセント)で、割り算の余りを計算することができます。
class Main {
public static void main(String[] args) {
// 18を3で割った値を出力してください
System.out.println(18/3);
// 5に6を掛けた値を出力してください
System.out.println(5*6);
// 10を3で割った時の余りを出力してください
System.out.println(8%3);
}
}
出力結果
6
30
1
文字列の連結
数値の足し算と違い、文字列を「足し算」すると、下記のように文字列を連結することができます。よって、下図にもあるように、"19" + "07"は2つの文字列を連結し、"1907"となります。
class Main {
public static void main(String[] args) {
// "こんばんわ"と"プログラミング"を連結して出力してください
System.out.println("こんばんわ"+"プログラミング");
// "19"と"07"を連結して出力してください
System.out.println("19"+"07");
// 19と7を足して出力してください
System.out.println(19+7);
}
}
出力結果
こんばんわプログラミング
1907
26
参考文献