WSLのLaTeXを使う利点
- LaTeXパッケージの管理がWindowsよりも容易(な気がする)
- WSLのvim上でもコンパイルしたい
参考サイト
初めに, 参考にさせていただいたサイトを載せさせていただきます.
WSLに入れたLaTeXをWindowsのVS Codeで使う
こちらはシェルスクリプトを用いることで実現しているのですが, もう少しネイティブな機能を用いて行えないかなと思いました.
するとWSLにはWindowsとWSL上でのパス変換を行える便利が機能があることが判明!
$ wslpath "Windows上のパス"
"WSL上でのパス"
例えば,c:/users/というWindows上のパスを入れてみると
$ wslpath c:/users/
/mnt/c/Users
というようにWSLでのパスへと変換されます.
これを適用してみよう!
ということで, VSCodeのLaTeXに関する設定ファイルを次のように書き換えちゃいましょう.
具体的にはパスを与えてくれる%DOC%
の部分を, `wslpath %DOC%`
という風にバッククォーテーションを用いて書いてあげればOKです.
{
...,
"latex-workshop.latex.tools": [
{
"name" : "latexmk",
"command" : "wsl.exe",
"args" : [
"latexmk",
"-pdfdvi",
"`wslpath %DOC%`" //WSL上のパスへと変換
]
}
],
...
}
これだけの設定でWSL上のLaTeXを用いてコンパイルすることができるようになりました.
問題点
VSCode上での操作では, Synctexの機能が使えない状態になってしまっています...(Synctex内のパスがwsl状のものになってしまっている) この解決策をただいま模索中です.
最後に
私はlatexmkを用いてコンパイルを行っていますが, 多分他のコンパイラでも同様にできると思います.
検証はしておりませんのでもし情報がありましたら教えていただけたら幸いです.