はじめに
今回はエンジニアを目指す方、今まさに目指している方へ学習中でもモチベーションを保ち続ける方法を書いていきたいと思います。
私はWebの学習を開始して3年という月日が経ちました。ちょうど子供が誕生して子育てと並行し、当初は学習時間はほとんどありませんでした。家族にも反対され、応援もしてもらえず、それでもなんとか空いた隙間時間で1~2時間学習していました。週にすると10時間学習できたかな?という感じでしたし、今でも学習時間は大きくとれていないのが現状です。
それでもクラウドソーシングから10件程お仕事を頂き紆余曲折ありましたが、クライアント様から良い評価を貰えいわゆる「0→1」を達成しました。その後は株式会社PRUMでアカデミー生としてバックエンドの学習にも着手(それまでWebデザイナーとして活動)しながら、今でも学習を続けています。
3年を振り返りいろいろありましたが、もちろんしんどいことはめちゃくちゃありましたし、分からないことだらけでどうしたら良いか分からないこともたくさんありましたが、「あ、もう学習辞めよう」とか諦めようと思ったことはほとんどありません。
自分の経験から何より大事なのは時間が取れなくても、誰が反対しても、少しづつでも良いから 続けることが大切! という事を声を大にして言いたいです。とは言え、続けることがやっぱり一番難しいですよね・・
ってことで私が大切にしているマインドをいくつか紹介してみようと思います。どれか1つでも今後あなたがエンジニアを頑張ろう!と思えるモチベーションにつながれば幸いです。
他人と比較しない
まずこれが一番やっちゃいけないことです。ぶっちゃけ上を見ればあなたより出来る人なんてごまんといますし、駆け出しのころからベテランと同じように仕事が出来るなんて思うこと自体が間違いです。
よくTwitter(X)でも「3ヶ月で初案件受注!」「学習から半年で50万のお仕事頂きました!」みたいなツイートもよく見かけますが、ホントにそんなん出来る人は毎日10~18時間毎日学習できる人だったり、かつ相当時間が取れて才能もあって、それ以外はハッタリかましている奴です。
こういうのを見て「俺は半年たってもまだ1円も稼げていない!なんてダメなやつなんだー」って思っちゃダメです。今すぐTwitter閉じてください。大事なのは自分が少ない時間でも、その中から1%しか理解できなくても、その1%を理解できたことが素晴らしいんです。それを積み重ねていけば必ずエンジニアになれます。
出来たことだけを見つめ直す
先ほどの他人と比較しないことと重なりますが、大事なのは誰より出来たか、ではなく、昨日の自分と比べて何が出来るようになったかを見つめなおすのは非常に大事です。ぶっちゃけ学習していても分からないこと、出来ないことなんて鬼のようにあります。今日は何が出来なかったなんて数えてたら私も即効挫折します。
99%は理解できなかったけど、1%のこの部分を出来るようになった、理解できた。素晴らしいです!もう今日はそのことだけ考えて気持ち良く寝てください。
理解30%出来れば上等
先程1%の理解でもOK!ということをお話ししましたが、30%の理解が出来たものならかなり良い感じです。よく「60%の理解が出来たら先へ進め!」的な話がありますが、私的には30%理解できても先へ進んで良いと思います。
一番やっちゃいけないのが100%の理解を目指してProgateを何周もしたりして先へ進めないことです。100%の理解なんてぶっちゃけ不可能です。そして一番の挫折の原因です。
もし調べても、一所懸命理解しようとして分からなければ次へ進んじゃいましょう。ふと時間が経ってまた見返したときに「あ、そういうことか!」と突然理解できることもありますし、どんどん学習しているうちにふと繋がることもあったりします。
「助けて!」を言える習慣を付ける
スクールやメンターがいる環境でも挫折し、ドロップアウトする人の特徴で多いのが質問が出来ない人、もっと言ってしまえば「助けて!」が言えない人かなと思います。
いや、分かりますよ。質問って難しいですよね。特にプログラミング周りのことは。どんな環境でどんな実装をしてみて躓いて、何がわからなくて、どんな考えをもって、で今わからないのかってまとめるにもなかなかまとまらないですよね?
でも、最悪そんなん良いから、「助けて!」って言えよ! って思う時があります。
挫折しかけているときはいわば溺れてる時と一緒です。溺れてんのに、なぜ自分は溺れているのか、自分は溺れないために何をすべきか、なぜ浮き輪を投げてほしいのか、なんて理由を言ってる暇はないです。はよ「浮き輪ください!」って言わんかい!!って感じです
だからと言って何も調べず考えず、「分かりません!どうしたら良いですか?」という丸投げもダメですが、キッチリまとめられない!2時間も3時間も考えて分からないならばその旨も含めて説明すれば理解してくれる人もいるはずです。
どうしてもダメなら浮き輪を投げてくれる人は周りにいるはずです。スクールや職場なら尚更。まずは手を差し伸べてほしいというhelpサインを出せる人になりましょう
ライバルは思っているより少ない
他人と比較しないと通ずる話ですが、私は3年間学習してきて振り返ってみるとライバルって思ったより少なかったなと思います。なぜなら
- エンジニアという世界を軽く見て挫折してしまう人があまりに多い
- 深い理解を目指しすぎて、理解できない自分に絶望して辞めてしまう
- 質問が出来ずにスクールからドロップアウトしてしまう
- クラウドソーシングで仕事を受注できずに挫折してしまう
- 飽きる
当時私と同じくして学習をスタートした人も今は一体どれだけの人が学習を継続しているのだろう。多分2割以下だと思います。「稼げた~」「高単価の案件受注した~~」「エンジニアとして就職できた~」という人ですら後々ドロップアウトしてしまう人は数え切れません。
だからね。継続させしていれば他人と比較することも、ライバルがいることもあなたにとってあまり大きな問題じゃないんだよ、と言いたいです
終わりに
いかがだったでしょうか?ちょっと極論に走りすぎて暴論感がありますが、挫折するくらいなら多少暴論でも良いと思っています。1にも2にも挫折は敵、私はそう思っています。限られた学習時間で挫折せずに生きてこられたのはこれらのマインドですし、それでも一定の結果を得ることが出来た私の成果だと思っています。
エンジニアはマラソンと同じで、どんなに体力があって、どんなに燃えていても走ってれば疲れるのは共通です。フルマラソンを何秒で走ったかという記録を見るのはもうちょっと先にして、まずは走り切ったか、ということの方が初心者にはモチベーションにつながると思います。
あなたのエンジニアライフが楽しく向上していくことを願っています。