はじめに
今回はローカル環境で1からRailsを立ち上げるところまで解説したいと思います。ProgateやRailsチュートリアルなどは専用のエディタとクラウドIDEなどでRubyonRailsを学習することが可能ですが、より難易度を上げ挑戦したいのであれば、自分のパソコンに1から環境構築してみると良いと思います。今回はそんな環境構築を1から解説してみたいと思います
今回はWindowでのインストール方法で解説します
Macでは少々手順が違いますのでご注意ください
環境構築の手順
インストールするもの
- Ruby
- データベース(今回はSQLite)
- Bundler
- Rails
この4つのインストールです
早速やっていきましょう
Rubyのインストール
まずはRubyがインストールされているかを確認しましょう。ターミナル画面で以下のコマンドを打ってみましょう
ruby -v
こちらで以下のような表記が出れば既にインストールされているのでこちらはパスして構いません。
ruby -v
ruby 3.2.2 (2023-03-30 revision e51014f9c0) [x64-mingw-ucrt]
もし見つからなければ下記のインストール方法を行いましょう
まずこちらのページにアクセスします
https://www.ruby-lang.org/ja/
アクセスしたら「ダウンロード」画面を開きましょう
ダウンロード画面に「Windowsマシンでは、RubyInstallerといったツールが使えます。」という表記があるのでこちらのRubyInstallerをクリックしてください
このページに飛びます
https://rubyinstaller.org/
この画面でもDownloadボタンをクリックしてください
すると以下のようなページに移ると思います。こちらの「WITH DEVKIT」と呼ばれる項目内をダウンロードします。どれをダウンロードするのかと言うと、最新バージョンのルビーをインストールします。X86かX64か、という項目がありますが、こちらはお使いのパソコンの環境によって変わってきますので調べてみましょう
Windowsボタンを開いて「設定」→「システム」の順にクリックすると下記のような「バージョン管理」と呼ばれる項目があるのでクリックします
ここにあるデバイスの仕様にある「システムの種類」から自分がダウンロードする項目を選択しましょう
自分のパソコンのバージョンを把握したらインストールしてみましょう。ダウンロード画面から下記のようなメッセージが出るので「I accept the License」にチェックを入れて「Next」ボタンを押しましょう。他にもいろいろ画面が出てきますがダウンロード開始されるまで「Next」ボタンで大丈夫です
インストール開始してしばらくするとインストール完了画面が開くので「Finish」を押しましょう
Rubyインストーラー画面が自動で立ち上がります。今回は下記の1と3だけをインストールするので1,3と入力してあげてEnterを押してあげるとインストールが開始されます。インストールのログに「succeeded」という文字が表示されればインストール成功です
あとはRubyが無事にインストールされているか確認します。最初と同じ要領でコマンドラインで
ruby -v
ruby 3.3.3 (2024-06-12 revision f1c7b6f435) [x64-mingw-ucrt]
としてあげてルビーのバージョンが表示されていれば成功です
データベース(今回はSQLite)
次にデータベースをダウンロードします。今回はSQLiteをダウンロードしましょう
こちらのページの「Download」画面をクリックします
こちらに「Precompiled Binaries for Windows」という項目があるので今回は下記のzipを入手します(x64とありますが、今回はこちらしかないのでバージョンは気にしなくて大丈夫です)
ダウンロードを完了して開くと3つのファイルがあると思います。これを先ほどダウンロードしたRubyの中に入れていきます。
ダウンロードしたRubyは大体ローカルディスク(:c)内に入っていると思います。先ほどダウンロードしたファイルを開いてみましょう
そこに「bin」と呼ばれるディレクトリがあるのでそちらをアクセスします
この中に先ほどの3つのファイルを入れていきます。コピペでもドラッグ&ドロップでもOKです
これでRubyの中にSQLiteが入りました。こちらをまたコマンドラインで存在していることを確認しましょう。(コマンドラインを開いたままにしていた場合は一度閉じてから再度実行してください)。下記のコマンドを打ち、バージョンが表示されれば成功です
sqlite3 --version
3.46.0 2024-05-23 13:25:27 96c92aba00c8375bc32fafcdf12429c58bd8aabfcadab6683e35bbb9cdebf19e (64-bit)
Bundlerのインストール
続いてBundlerのインストール手順です
コマンドラインで以下を打ってみましょう
gem -v
3.5.11
こちらでバージョンが入っていた場合は次に以下のコマンドを打ちBundlerをインストールします。
gem install bundler
インストールが完了したら最後にBundlerのバージョンを開いてみましょう。下記のようにバージョンが開いたら完了です
bundler -v
Bundler version 2.5.14
Railsのインストール
最後にRailsのインストールをします
以下のコマンドを打ちます
gem install rails
インストールが完了したらRailsのバージョンを確認しましょう
rails -v
Rails 7.0.8.4
こちらで環境開発は終了となります
Railsアプリケーションを作成する
こちらでRailsの機能が動くことを確認してみましょう。ローカルディスク(:c)/dev内にrails-testというrailsアプリケーションを作成してみたいと思います
VSCodeのターミナルなどを使ってコマンドラインでここまで移動しましょう
pwd
/cygdrive/c/dev/
今回はこのdevに移動したら以下のコマンドを打ってみてください
rails new rails-test
完了しましたらrails-testまで移動してVScodeでアプリケーションを開いてみましょう
cd rails-test
code .
こちらからコマンドラインで「rails server」と「rails console」が出来る事を確認してみましょう
まずはコマンドラインに「rails server」と打ちましょう(rails s)でもOK!
rails s
続いて次のURLにアクセスします
http://localhost:3000/
こちらにて下記のページが開けていれば成功です
続いて「rails console」を試してみましょう。「Ctrl」 + 「C」で画面から戻ってもらって、「rails console」を打ちます(rails c)でもOK!適当にconsoleが打てるか試してみましょう
rails c
Loading development environment (Rails 7.0.8.4)
irb(main):004> name = "RYOHEI"
=> "RYOHEI"
irb(main):005> name.downcase
=> "ryohei"
おわりに
こちらが出来ていればひとまずrailsは動かせますので環境構築の説明はおわりです。お疲れ様でした。何か間違っていることや、こうしたら良いということがありましたら是非コメント頂けると幸いです!