はじめに
Windowsをしばらく使っていると、お気に入りの常駐ソフトの一部は管理者権限で実行したくなるものです。
単純に、管理者権限設定を施したショートカットをスタートアップに登録する方法では、PC起動直後にUACが表示されてしまい、いろいろ不都合があります。
下記の方法を用いると、確認なしに、管理者権限において自動起動できます。
通常の方法
まずは通常の方法を説明しておきます。
単純に、スタートアップフォルダに配置するだけです。
Win
+R
→shell:startup
→Enter
でスタートアップフォルダを開きます。
そのフォルダ内に、起動したいソフトのショートカットを配置します。
必要に応じて、プロパティから管理者権限の設定をしておきます。
以降、Ctrl
+Shift
+Esc
により開けるタスクマネージャーより、スタートアップの有効無効を切り替えられます。
UACを回避する方法
こちらは、タスクスケジューラに適切な設定で登録する方法です。
とりあえず、タスクスケジューラを開き、適当なフォルダを作っておくとよいでしょう。
※下記の画像で、今回の記事に関連するエントリは、Startup
のみです。
ではタスクを作成していきます。
下記において、最上位の特権で実行する
に忘れずチェックします。
設定を進めます。
複数のプログラムを実行したい場合は、下記において操作を複数登録する方法ではなく、バッチファイルを利用します。
前の操作が終了するまで次の操作が行われないため、常駐ソフトの場合一番上の操作しか実行されないためです。
バッチファイルを利用する場合、そのバッチファイル内では単にプログラムを起動する命令をしているだけであるため、タスクスケジューラ視点では、即時正常終了した扱いになります。
start C:\app1.exe
start C:\app2.exe
あとは適当に設定すれば登録完了です。
作成したタスクを右クリックして実行することにより、動作確認するといいでしょう。