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【markdownlint】設定詳解

Last updated at Posted at 2021-01-23

はじめに

VSCode拡張機能のmarkdownlintをしばらく使っていましたが、特に設定をしていませんでした。
普段Hugoで記事を書く中で、HTMLタグの使用制限文書頭H1のlintを停止したいと思い公式ドキュメントを参照したところ、他にも便利そうな機能があったため、ピックアップしました。

対象読者

  • VSCodeユーザ
  • すぐに答えが知りたい人
  • ノンプログラマ

そうでない人は公式ドキュメントへどうぞ。
markdownのコーディングルールはこちら

選択的にlintを停止する方法

ユーザ・ワークスペース・フォルダに対して適用

settings.jsonに下記を追記する。

settings.json
"markdownlint.config": {
    // インラインHTMLの制限を解除
    "MD033": false,

    // H1がなくてもOK
    "MD041": false,
}

もしくはルートディレクトリ下の.markdownlint.jsonに下記のように記述します。

ただしこの場合、settings.jsonは無効となり、後述の方法で継承することもできないと思われます。(確認不足かも)

.markdownlint.json
{
  "MD033": false,
  "MD041": false,
}

.markdownlint.json適用の優先順位は以下で、構成が見つかるとそれより下位の構成は無視されます。
つまり自動的に継承はされないため、継承したい場合は明示します。

  1. 同一ディレクトリ内
  2. 親ディレクトリ内
  3. プロジェクトルート
  4. settings.json
  5. デフォルトの構成

一部に適用

一部のみに例外を適用したい場合は以下のように設定します。

例: 画像の代替テキストを省略する

<!-- markdownlint-disable MD045 -->
![](path_img)
<!-- markdownlint-enable MD045 -->

継承

"extends": "相対パス".markdownlint.jsonを継承します。

以下、例が続きます。

root\
  ├ .markdownlint.json
  ├ dir1\
  │   └ file1.md
  └ dir2\
      ├ .markdownlint.json
      └ file2.md
.markdownlint.json
{
  // インラインHTMLの制限を解除
  "MD033": false,

  // H1がなくてもOK
  "MD041": false,
}
.markdownlint.json
{
  // 親ディレクトリの.markdownlint.jsonを継承
  "extends": "../.markdownlint.json",

  // 代替テキストの制限
  "MD045": false
}
file1.md/file2.md
## h2

<code>inline HTML</code>

![](img)
<!-- ↑ file1.mdのみlint -->

正直使いどころがわかりませんが、手段として知っておく分にはよかったかなという印象です。

まとめ

基本的にはsettings.json"MD001": falseなどと指定しておけばいいですね。

指定すべきMarkdownのコーディングルールはこちら。(再掲)

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