はじめに
こんにちは!
仕事でスクラムマスターをやっているサラリーマンです
今回は、スクラム開発のメンバーの人数が増えた時の問題点と改善方法について述べてみます!
我々のチームでは
開発メンバー10人!
でスクラム開発を回してます!
(PO1名、SM兼開発1名、開発9名)
チーム開発・スクラム開発の人数をスケールアップしたい!
と考えている方々には、参考になる情報があるかもしれません
チーム開発の人数について
チーム開発 やってますか?
「チームで開発してるよ!」って方は何人で開発を進めていますか?
「総勢100人です!」
というのはナシです🙅♂️
毎日顔を合わせてコミュニケーション取ってる人数とします
朝のデイリーミーティングに参加している人数でもいいかもしれません
2人・・・非常にコンパクトですね。最小構成人数。
3人・・・コンパクト。
4人・・・まだまだコンパクト。
5人・・・だんだんと人が増えてきて『チーム』って感じです。
6人・・・割合としては一番多いかも。
7人・・・大所帯になってきた感じです。
8人・・・多いかな。全員が各メンバーのやっている内容を把握するのは難しい。
9人・・・多い。
10人以上・・・多すぎる。
皆様の人数に対する感触はいかがでしょうか
我々の開発チームは、人数に変動はありますが、
最近は、1チーム10人で動いていました
プロジェクト発足当初は、3人の開発者で動き出しました
そこから紆余曲折あって、プロジェクトのスケールも大きくなり
現在、200社程度の企業が利用するサービスを10人の開発者で回しています
人数が増えるとどういう問題点が出てくるのか?
問題点として、コミュニケーションが難しくなります
新しく入ってきたメンバーは、わからないことを聞く際に
「誰に聞けばいいんだろう...」
「あの人いつも忙しそうだから声かけたらマズイかな...」
「詰まってるけど明日の朝会で聞けばいいか...」
「朝会だけど人が多すぎて聞きづらい...」
こういうような状況に陥りがち😇
一方、上級エンジニアや長らくチームに在籍しているメンバーは、
「(自分はがんばっているが、チーム全体の生産性が上がらない...)」
「(人数増加に対してチーム全体の生産性は増えているのか...?)」
「(あいつがやってるタスクの進捗状況が気になる...)」
「(朝会でちょっとツッコミだすと時間がどんどん伸びてしまう...)」
「(『手が空いたのでタスクを振ってくれ』と言われてばかりで困る...)」
「(わからないことがあったら気軽に聞いてほしいんだけど、若手が遠慮して聞いてこない...)」
「(こちらから察して聞き出すのもなかなか大変...)」
こういった悩みが出てきます🤔
加入時期や年齢、経験値でメンバー間に多少の違いが出てくることで
頼られがちなメンバーとそうでないメンバーが出てくるのは自然なことです
期待したいチームの動きとしては、
ペアプログラミングがいつも何箇所かで行われていたり、
情報が一箇所に集約されていて適切に管理されている
という整った状態が理想ですが...
なかなかそうもいかない🤦♂️
また、スプリントイベントでも、
・朝会が伸びがち。30分で終わらないこともある
・スプリント振り返りでも深いところまで話せない
・スプリント計画で1,2人が喋ってばかりで他のメンバーが喋らない
人数が増えても生産性は上がってるのか・・・?🤔
これじゃなんのために人員を増やしたのかわかりませんね
人数が増えてきても
「チームの一体感」
「チームワーク」
「エンゲージメント向上」
を大事にしていきたいですよね!
そして、
「チームの生産性の向上」
を目指していきたいですね!
改善方法
改善方法として、
3人、3人、4人のサブチームを作りました!
結局、2人、3人、4人 このあたりが最も密にコミュニケーションできるという結論に至りました
サブチームとしての活動としては、
全体の朝会のあとにサブチームごとの
『サブ朝会』
をやるだけです
・朝会、スプリント計画、スプリントレビュー、スプリント振り返りなどなど
すべてのイベントは10人全員でやります
全てをサブチームで分けて代表者だけで各イベントを行う「スクラムofスクラム」というやり方もありますが、
これでは代表者だけに情報が集中してしまい
各メンバーがチーム全体の情報にアクセスできないことがあります
あと、スプリント振り返りでも、
全体でふせんとか使って振り返り内容を発表していっていましたが、
3人くらいの小グループに分かれて話したほうが話しやすいですね
TeamsとかZoomで、ブレークアウトルームという機能があると思うので、
それを使うとよいです
効果
サブ朝会
をやるようになった効果としては、
・全体朝会の時間が半減した
10人全体の朝会では詳細な相談ができない or 詳細な相談をしているとあっという間に時間が経ち他の人の時間を奪ってしまっている罪悪感が生まれる
のに対して、
「サブ朝会で相談すればいいや」
という安心感があることで全体で共有する内容のみに集中し、全体の朝会が15分程度でサクッと終わるようになった
・サブ朝会で詳細な相談 → そのままペアプロへの流れがスムーズ
その場で画面を共有しながら相談し、モブプロ、ペアプロに移行していきます
まさにスクラムを組んで進んでいるような感覚・・・!!
スクラム組んで動くには、3±1人くらいがちょうどいい
チームとしては、10人程度居てもいいが
3±1人のサブチームを作って動くようにすると
自然とコミュニケーションが活発になる
という話でした
おわり
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