はじめに
IPAのシステムアーキテクト試験を、ほぼぶっつけで受けてみました。
そしたら・・・
対策が不十分で撃沈しました・・・😇
という結果でした!
その内容を記憶に留めておくのと
これからIPAの情報処理技術者試験を受ける人のミチシルベとすべく、
・なぜ撃沈してしまったのか、
・どうしたら十分な対策が取れていたのか
という点について書いておこうと思います。
それでは内容に入ります。
システムアーキテクトについて
IPA システムアーキテクト試験
https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sa.html
要するに、企業や公共の業務について情報システムをデザイン・構築する方針を決める人
ユーザー要求に対して要件を定義したり、
要件に対してシステムを構築する作戦を立てたり
最近は企画やプロジェクトマネージャーとの垣根もなくなってきたのでそういった業務も行う人
試験に出てくるのはオンプレのシステムが多い&実際の業務寄り(特に仕入/在庫/見積/注文/出荷(納品)/請求はドストライク)の話が多いので、そういった経験がある人は有利
なぜ受けようと思ったのか
会社に入ってから今年で勤続10年
なにかの拍子に目に止まった情報処理技術者試験
『そういえば5年前に応用情報取ってからだいぶ経つな』
応用情報取得後、ネットワークスペシャリストとか取ろうとも考えたが、その後クラウドの世界に入ってネトスペも遠くはなれていった
最近、お客さんの見積・注文・納品・請求(支払)・会計 の業務を見る機会が多い
(実務経験も増えたし、システムアーキテクトうけてみるか・・・?)
あまり対策するつもりもなくて、まあ1回受けてみて話のネタになればいいかな
くらいの感覚で申し込んでみました
当日までの流れ
申込みから受験当日までの流れを書き留めておく
興味ないよって方は読み飛ばしちゃってください
試験の半年前(2022/11頃)
IPAのサイトにメールアドレスを登録した
試験の申込みが開始されると連絡が来るらしい
次は春に試験なので忘れそうだと思い連絡が来るようにした
システムアーキテクト試験は年1回なので『申し込み』という関門が一番ハードル高いかもしれない・・・
申込み忘れたら次は1年後になるので注意
試験の3ヶ月前(2023/01/30頃)
試験申し込み開始の連絡が来た
ネットから申し込みできるのでポチった。7500円
資格の有効期限とか無いのでお得感は高いと思う
申し込んだからには準備しないと...と思い、まずは受験体験談の記事を読んだ
【合格体験記】システムアーキテクト試験に独学で1発合格した勉強方法
https://note.com/knnsk/n/na4b9f09ea2b0
ふむふむ、勉強時間60時間か・・・
なかなか準備が大変そうだ
とりあえず、記事内でおすすめされていた教本をポチってみた
情報処理教科書 高度試験午前Ⅰ・Ⅱ 2023年版
https://amzn.asia/d/gZPd4oe
情報処理教科書 システムアーキテクト 2023~2024年版
https://amzn.asia/d/5cOmcqN
システムアーキテクト 合格論文の書き方・事例集 第6版
https://amzn.asia/d/a5cNLLo
積ん読になりそうだ・・・
そして日は昇り沈む・・・
試験1ヶ月前
受験票が家に届いた
そろそろ参考書に手をつけないとなぁー・・・
丁度その頃、新型コロナの影響で自宅待機することになった
あまりにも運動不足だったので軽くトレーニングしながら参考書をチラ見してみる
『あれ・・・これ難しくね・・・』
流石にノー勉、対策ゼロでは受からない現実に気づく
な ぜ 申 し 込 ん で し ま っ た ん だ 😂
ひとまず、筆記用具(HBのシャーペンと消しゴム)が必要らしい
文房具を買った(買っただけ)
しかし、勉強については本腰を上げる気になれず・・・
そして胃腸炎にかかって数日寝込んだり・・・
・・・
試験1週間前
ここまで、午前Iの対策をチラ見した程度
試験前の1週間は集中して取り組むか
と思い、
終業後のスケジュールを以下のように定めた
18:00頃 終業
18:00~22:00 カフェあたりで勉強
22:00 帰宅後、風呂
22:30 夕飯
午前I の内容は、ほとんど忘れているのでザッと目を通して対策
午前II の内容は、同じく目を通して
あとWebアプリでポチポチできるやつがあったのでそれで対策
午後I は、参考書を読んでも正直よくわからなかったので
問題の形式を理解した上でぶっつけ
午後II は、論述なんて対策しようが無いだろう
と思い、ぶっつけ
業務経験もそこそこあるので書くエピソードには困らんだろう
あとこの辺で証明写真とって受験票に貼った
試験前日
場所と時間の確認
試験開始は9:30~だが、その20分前には教室に入っているように記載されていた
場所は、横浜国立大学
昼食は、大学の学食などは使えないようなので買って持っていく必要がある
試験当日
だいぶ余裕を持って駅についたが、駅から距離がある・・・
徒歩15分程度上り坂はキツイ・・・
当日は涼しかったが、ついた頃には汗だく
午前I 共通問題(選択式)
結果:60~80%程度(試験は全て60%以上で合格です)
意外とムズかった・・・
迷った問題がすべて✕という大殺界状態でなければ通ってると思う
もうちょっと対策しておいても良かった
出題範囲広すぎ
午前II システムアーキテクト用の問題(選択式)
結果:90%以上
対策しすぎて問題なし
↓ここから記述&論述
午後I
結果:60%超えた可能性が高い
過去問を見たときはわけわからなかったが、
実際に受けてみると特に難しさは感じなかった
たまたま簡単な問題だった?
問1~問4から2問選択して記述で回答
問2 セミナー受講システム
問4 ホテルの顔認証システム
を選択して回答した
まあ60%は超えてると思う
午後II
最後の難所
『論述』
結果:おそらく落ちた
問1~問3から1問選択して、800字以内、1600字以内、1200字以内で3題回答する。2時間
2000文字以上を慣れないHBのシャーペンで筆記するのでそこが一番つらい
せめてボールペンだったら楽なんだが・・・
タイピングさせてくれたら助かるんだけど・・・
問1~問3を眺めて、一番書きやすそうな問2 UI改善系に着手
問われている内容を把握して論述の内容・シナリオを決めていく
ここで完全に時間配分をミスった・・・
設問1に時間を掛けすぎる痛恨のミス・・・
結局、設問2(800~1600文字)の後半と設問3(1200文字以内)をなぐり書きして、提出した
論述をぶっつけ本番は時間配分をミスりやすい
という教訓を得ましたとさ
完走した感想
ノリで受けてみたにしてはおもったよりも行けたので
来年もまた挑戦してみようかなと思います
良い経験になりました!
最後に、
・なぜ撃沈してしまったのか
・どうしたら十分な対策が取れていたのか
についてまとめておきます
なぜ撃沈してしまったのか
答えは『対策不足』
ほぼぶっつけ本番で受けるとしても、
午後II の論述は120分で2000文字以上書く必要がある点に注意する
文字を書くスピードは、丁寧に書いていくと1分あたりに30~40文字程度
内容を決めてから書くだけで2000文字埋めるのに60分以上かかる
内容を推敲しながら書くのでゆっくり考えて書いている余裕は無かった
ということで、論述の設問1~3に掛けられる時間について
身体に覚えさせられるくらいには練習した方が良い
どうしたら十分な対策が取れていたのか
十分な対策について列挙しておく
・実務としてシステム構築をイチから主導した経験1件以上(リーダーとして1~2年やっとけばOK)
・上記について顧客目線の機能改善、UI/UX改善、イテレーション開発、運用の改善などのエピソードをたくさん持つ(主導してたら持ってると思う)
・筆記の対策として、120分内に2000字書く感覚を身体に覚えさせるために1回は書く練習しておく
・忘れずに申込みを行う!!(←最重要課題)
年1回の試験なので申込み忘れて期限を過ぎたら次は1年後です😇
以上
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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