いま、カタールにいます
この記事はHowtelevision Advent Calendar 2022 6日目の記事です。
いきなりですが、いま、カタールにいます。
現在開催中の2022FIFA W杯カタール大会観戦のためカタールに渡航し、カタールからこの記事を書いております。
執筆時点、日本代表初のベスト8進出をかけたクロアチア戦当日です。
ざっくりまとめると、
- 人生最高の期間である
- 祭典である・長期滞在であるが故に気を使う場面は必要
- 停電とサポーターの騒音には注意
という感じです。
目次
1.自己紹介
2.今回お話しすること
3.ハード面
4.ソフト面
5.まとめ
6.最後に
1. 自己紹介
外資就活開発チームでリードエンジニア兼技術負債解消プロジェクトチームでリーダーをしております藤原と申します。
ハウテレビジョンにはほぼ未経験から5年ほど前に入社し、現在は技術面ではfrontend領域をメインで触ったり、エンジニアリングマネジメントやプロジェクトマネジメントも並行して行っています。
趣味は旅行とサッカー観戦です。
旅行は海外渡航約60ヵ国、サッカー観戦は本記事執筆時現在、サッカーW杯観戦のためカタールに長期滞在し、リモートワークで働きながらサッカー観戦を楽しんでおります。
W杯観戦という夢を叶えさせてくれたハウテレビジョン、上司、開発チームメンバー等皆さんには心から感謝しています。
2. 今回お話しすること
というわけで、今回はそのカタール滞在中にリモートワークで仕事をしてみてどうだったか、ということについて書こうと思います。
ハード面(仕事環境等)とソフト面(仕事中のメンタル等)の2面について分けてご紹介します。
「W杯」や「中東」でのリモートワークに限らず、海外でリモートワークする際の参考になるかなと思います。
滞在の日数とスケジュールは下記のような感じでした。
全体スケジュール
11/22 東京→カタールへ移動
23 日本🇯🇵vsドイツ🇩🇪、ベルギー🇧🇪vsカナダ🇨🇦観戦
24 ブラジル🇧🇷vsセルビア🇷🇸観戦
25 イングランド🏴vsアメリカ🇺🇸観戦
26 フランス🇫🇷vsデンマーク🇩🇰観戦
27 日本🇯🇵vsコスタリカ🇨🇷、スペイン🇪🇸vsドイツ🇩🇪観戦
28 ポルトガル🇵🇹vsウルグアイ🇺🇾観戦
29 オランダ🇳🇱vsカタール🇶🇦観戦
30 フランス🇫🇷vsチュニジア🇹🇳観戦
12/1 日本🇯🇵vsスペイン🇪🇸観戦(→日本がトーナメントに進出したため滞在延長決定)
2 ブラジル🇧🇷vsカメルーン🇨🇲観戦
3 休日(観光)
4 休日(観光)
5 日本🇯🇵vsクロアチア🇭🇷観戦
6 試合なし
7 試合なし
8 試合なし
9 アルゼンチン🇦🇷vsオランダ🇳🇱観戦
10 カタール→日本へ帰国
基本的な1日のスケジュール
3. ハード面
まずはハード面についてです。
これについてはW杯期間中であることや初めての海外でのリモートワークであったため、未知の部分や不安が大きかったのが正直なところでした。
ただ幸いなことに大きな問題は発生せず、仕事に集中できる環境を整えることができました。
通信環境、電源
リモートで仕事をする上で最も重要な項目になります。
仕事をしてみると、めちゃくちゃ速いというわけではないですが、Slackでのやり取りやZoomでの会議、その他開発環境を動かす中でストレスを感じることはありませんでした。
私の業務内ではないですが、作業の内容によっては(動画編集やゲームなど)ストレスを感じる場面があるかもなので、そのような作業が必要な方は気を使う必要がありそうでした。
また電源については日本とは電圧が異なるので、変圧器を通してPCを充電する必要があります。
椅子、机
長時間作業をしていると重要になってくる項目です。こちらについても私自身問題はありませんでした。宿の部屋に備え付けの机と椅子で十分に仕事が出来ました。
腰に不安がある方やより長期の滞在になる方などは、クッションなど持参しても良いかもです。
ハード面について困ったこと
大きな問題はなく仕事をこなすことが出来ましたが、長期で滞在する中で細かい部分で困った(日本とは違う)部分もありました。
①時差
カタールの時差は日本-6時間です。基本的にカタール時間で仕事をしていたのですが、時には日本時間に合わせてミーティングに出席するなどの必要もあり、その際は調整を行う必要がありました。個人的な所感としては日本時間に合わせて働く場合の最大時差は6時間が限度かなと感じました。
またGoogleカレンダーなどは自動で時差を計算してスケジュールに表示してくれるのですが、テキストでのやり取りの中で「〇〇時の××を~」みたいなやりとりは脳内変換する必要があり、間違えが起こらないよう気を付けました。
Googleカレンダーは自動でカタール時間に変更
②停電
これは日本ではあまり起こり得ないことですが、滞在中1度だけ停電が起こり焦りました。停電が起きると、ハード面で最も重要な通信と電源が確保できなくなり仕事が出来なくなります。
実際に停電が起こった際は、スマホのテザリングで通信を確保し、停電は1時間ほどで復旧したため電源も何とかなりました。
防ぎようがないので何ともですが、こういった問題が起こった時のために近くの別の作業場所(カフェなど)は事前に調べておいてもよさそうです。
③サポーターによる騒音
W杯は4年に1度の祭りです。サッカージャンキーな人がこの時を待ち望んで世界中から集まってきます。当然応援する国の試合前後はかなりのハイテンションなサポーターで溢れかえります。
私は各国サポーターが集まるような集合住宅に滞在していたのですが、試合前後は試合に向かう/帰ってきたサポーターが外でブブゼラを吹き鳴らしたりチャント(応援歌)を歌ったりなどで外が騒がしかったです。これはW杯ならではとは思いますが、イヤホンがあれば防げます。
中でも一番熱狂的だったアルゼンチンサポーター
試合前日に公道を占拠しての決起集会の様子
④アザーン
これは大きく困ったことではない&中東ならではですが、1日数回私の滞在した近所のモスクのスピーカーから大音量でアザーン(=イスラム教における礼拝への呼びかけ)が響き渡っていました。
気が散るというほどではなかったですが、録音作業等を伴う業務の方の場合は対策が必要かもです。
まとめると基本的なことは海外だからというより、国内であろうと普段と違う環境で働く際に重要になることの確保が必須でした。
4. ソフト面
次にソフト面についてです。「W杯期間中でソワソワして仕事に集中出来ないのではないか」「いつもと違う環境でメンタルに不調が生じるのではないか」など渡航前に不安はありましたが、実際にはこちらも大きな問題がありませんでした。
集中について
確かに「祭典」の中で仕事をするには気合が必要な場面はあります。
ただ実際の私の気持ちを言語化すると「こんな夢を叶えられた/こんな奇跡的な瞬間を目の当たりにできたのなら何でもできるorこのチャンスをくれた会社・環境・メンバーに感謝しながら仕事しよう」という思考に至りました。
人や状況によってはそうならない場合もありそうですが、それだけドイツ戦・スペイン戦での日本の勝利の瞬間、その他世界トップレベルを体感できた経験は、この経験のためなら何でもできると思わせるような強烈な経験でした。
ドイツ戦勝利の瞬間
スペイン戦 奇跡の舞台ハリファスタジアム前にて
メンタル・身体面
大きな不調は生じなかったですが、長期滞在であること・ほぼ毎日連続して試合観戦があってハードスケジュールであったことで、疲労はかなりのものになりました。
幸い住環境はよく宿にバスタブがあったことから湯を張り疲れを癒す時間を設けたり、持参した日本食(味噌汁、日本茶など)で食ストレスを緩和するなどの気遣いは行いました。
日本から味噌汁などを持参
5. まとめ
ハード面とソフト面の観点で今回のカタール滞在についてまとめてみました。
幸いにも大きな問題は起きなかったのはある程度の事前準備を行なっていったからだと思います。
もし海外でリモートワークの予定がある方がいれば、ハード面についての事前の調査やソフト面への対策(日本食を持って行くなど)をすることをおすすめします。
最後にいくつか現地の写真を載せます。
6. 最後に
冒頭でも書きましたが、W杯観戦という夢を叶えさせてくれた会社・環境・メンバーには心から感謝しています。個人の夢も応援してくれる働きやすい・働きがいのある弊社ハウテレビジョンではメンバーをどしどし募集中です。仕事にもやりがいを求めながら働きやすいメンバーと一緒に働くことにご興味を持って頂けましたら、下記採用ページよりご応募お待ちしております。