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iOS用アプリのストア掲載についての備忘録

Last updated at Posted at 2022-01-26

IT業界でエンジニアの卵として働いている小生が、iOS用アプリのストア掲載について毎回手順を忘れるので備忘録として手順を記録します。今回のケースはコーディングを外注しており、それをgitで管理しそれをクローンするところから始まります。すでにAppleIDの登録やAppleDeveloperでのアプリの登録は済んでいるものとし省略します。

  1. gitからリポジトリurlをクローンしXcodeで呼び出す
  2. 証明書要求の作成(mac側での操作)
  3. Certificate(証明書)の作成
  4. プロビジョニングプロファイルの作成
  5. Xcodeでのビルド
  6. ストアアップロード

iosビルド図.jpeg

1. gitからリポジトリurlをクローンしXcodeで呼び出す

バージョン管理システムであるgitで共有された、、サーバーリポジトリをクローンし、Xcodeの「clone an existing project」から呼び出します。アプリのアップデートなどで既にローカルにサーバーリポジトリをクローンしている場合は、Xcode上部メニューから「SourceControl」→「Pull」を選択し、コミットをプルし最新の状態にする。

2. 証明書要求の作成

証明書要求とは、「ある成果物を小生のmacで作りましたよー」と証明してもらうために、Appleに要求するものです。この要求は、macに元々インストールされている「キーチェーンアクセス」を利用し、画面上部メニューから「キーチェーンアクセス」→「証明書アシスタント」→「認証局に証明書を要求」で行うことができます。そうするとダイアログが出るので、AppleDeveloperで使用しているメールアドレス、通称(任意の識別名)、CAのアドレス(必須となっているが未入力で大丈夫)、「ディスクに保存」を選択、「鍵ペア情報」を選択し、「Done」を選択。登録を行うと証明書要求が作成され、「CertificateSigningRequest.certSingningRequest」をダウンロードし保存。

3. Certicatesの作成

証明書要求が取得できたら、AppleDeveloperにて証明書を作成していきます。

  • まずはAppleDeveloperにログインし、「Certificates」を選択し、「+」をクリック。
  • 「AppleDistribution」を選択し「Continue」をクリックし。
  • 「Choose File....」をクリックし、2.で保存した「CertificateSigningRequest.certSingningRequest」を選択
  • 「Download」をクリックし、「distribution.cer」をダウンロード
  • ダウンロードした「distribution.cer」をダブルクリックしてkeychainに保存

4. プロビジョニングファイルの作成

プロビジョニングファイルとは、「ある成果物を小生のmacで作りましたよー」という証明書とそれぞれのアプリに割り当てられたID(=AppID)を紐付けて生成したファイルのことです。これはXcodeでビルドを行った後にストアにアップロードする際に必要になります。作成の仕方はAppleDeveloperの「Profiles」から対象のアプリを選択し、「Edit」をクリック。「Certificates」のリストから先ほど3.で作成したCertificationsを選択。最後に「Save」をクリックし「Download」からプロビジョニングをダウンロードする。すでにXcodeがインストールされていれば、ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、Xcodeにプロビジョニングファイルが保存されます。この時は特にポップアップなどは出てきません。

5. Xcodeでのビルド

Xcode上で対象アプリを選択し、デバイスを選択する場所から「Any iOS Device」を選択。次に、中央ペインの「Signing&Capabilities」タブを開き、「automatically manage signing」のチェックを解除し、「Team」を状況に応じ選択し、「provisioning profile」に、4.で作成したものを選択。
その後、「General」タブで「build」「version」番号を入力。「version」はアプリのパージョンを表し、ストア上でユーザーに公開されるもの。「build」はストア上にアップロードされるファイルを管理するための一意の番号。
最後に上部メニューの「Product」→「Archive」からビルドを実行。ビルドが完了すると新しくウィンドウが表示されるので、その右ペインの「ValidateApp」をクリック。ダイアログは基本的にそのまま「Next」でいい気がします。完了したら続いて「DistributeApp」をクリック。こちらもそのまま「Next」でいいと思います。終了したら「AppStoreConnect」にアクセスし、アプリがアップロードできていることを確認します。

6.ストアアップロード

AppStoreConnectで該当のアプリ情報を開き「TestFlight」タブでアップロードされていることが確認できるかと思います。(ここはあまり詳しくないので小生とは違う状況の方もいるかもしれません。)ここでアップロードされたバージョンをクリックし「輸出コンプライアンス情報を提出」をクリックします。ここではアプリ内での通信が暗号化されているかを聞かれるので答えます。ちなみにhttps通信も暗号化に該当するようです。これ確認ができたら「AppStore」の左ペイン「iOS App」に「+」ボタンが現れていると思うのでクリックし、ビルドの際に設定した「version」を入力します。そうすると、該当バージョンの情報を入力できるようになるので「スクリーンショット」などを入力し、右上のボタンから審査に提出をします。

これでiOSアプリのリリーズまでの流れは以上です。
下記参考にしたURLです。詳しく知りたい方は見てみてください。
時偶ブログ

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