はじめに
本記事では、PythonでYahooFinanceのデータベースから経済指標情報を取得する方法を紹介します。取得できるデータは、指定した経済指標の始値・高値・安値・終値・調整後終値・出来高です。
手順
1. yfinanceをインストール
以下のコードを実行してyfinanceをインストールします。実行環境はGoogle Colabを想定しています。
!pip install yfinance
2. 必要なライブラリをインポート
以下のコードを実行して、必要なライブラリをインポートします。
import yfinance as yf
yf.pdr_override()
import numpy as np
import pandas as pd
from pandas_datareader import data
import datetime
from IPython.display import display
3. データを取得する期間の指定
以下のコードを実行して、データを取得する期間を指定します。当日までのデータを取得するためには、終了日時に1日後を設定する必要があります。
# データの取得開始日・取得終了日を設定
day_start = datetime.date(2021,1,1)
day_end = datetime.date.today() + datetime.timedelta(days=1)
4. 経済指標データの取得と表示
以下のコードを実行して、経済指標データを取得し、コンソールに結果を表示します。指標名"^N225"は日経平均を表しています。その他の指標コードは検索すればかんたんにヒットします。なお、後段での株価データとの結合を見据え、ここで列名を編集しています。
# 取得する指標を設定
fred_name = ["^N225"]
# 経済指標データ取得
df_fred = data.DataReader(fred_name, day_start, day_end, interval="1d")
# 列名を編集
for i in range(len(fred_name)):
df_fred = df_fred.add_prefix(fred_name[i] + " ")
# 取得したデータを表示
display(df_fred)
ソースコード全文
以下にソースコード全文を示します。
!pip install yfinance
# 必要なライブラリをインポート
import yfinance as yf
yf.pdr_override()
import numpy as np
import pandas as pd
from pandas_datareader import data
import datetime
from IPython.display import display
# データの取得開始日・取得終了日を設定
day_start = datetime.date(2021,1,1)
day_end = datetime.date.today() + datetime.timedelta(days=1)
# 取得する指標を設定
fred_name = ["^N225"]
# 経済指標データ取得
df_fred = data.DataReader(fred_name, day_start, day_end, interval="1d")
# 列名を編集
for i in range(len(fred_name)):
df_fred = df_fred.add_prefix(fred_name[i] + " ")
# 取得したデータを表示
display(df_fred)
プログラムを実行し、コンソール上に指定した期間の経済指標情報が表示されれば成功です。
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