目的
- Git for Windows 付属の Git Bash を開発環境でのデフォルトターミナルとして活用する。
- 後々、Node.js のパッケージをグローバルにインストールした際、正しく動作する様、Windows 上で Git Bash を設定する。
手順
1. Git for Windows のインストール
Git for Windows を事前にインストールしておく。
2. Chocolatey のインストール
Windows 環境の場合、fnmのインストールには Chocolatey (公式ページ) が必要。
3. Chocolatey コマンドで fnm のインストール
Windows PowerShell で、以下コマンドの実行。
choco install fnm
4. Git for Windows 付属の GitBash セットアップ
Windows PowerShell、コマンドプロンプトのセットアップは公式を参照。他の情報は多分ググれば出てきます。
4.1. .bashrc
を編集する
ユーザーのホームディレクトリ(%HOMEPATH%
)にある.bashrc
に、テキストエディタ等で以下を追記する。(Windows環境の場合 PATH を Linux 形式にする必要あり1)
.barshrc
が無い場合、次のコマンドで、%HOMEPATH%
にテキストファイルとして.barshrc
として作成。
$ cd ~
$ touch .bashrc
.barshrc
を次の様に変更する。
+ # fnm setup
+ # @see https://github.com/Schniz/fnm#shell-setup
+ eval "$(fnm env --use-on-cd)"
+
+ # 環境変数の設定 LINUX書式のPATHに変換
+ export PATH=`cygpath -u $PATH`
4.2. Git Bash を起動
4.3. fnm にPATHが通っているか確認
fnm --version
コマンドを実行して、バージョンが表示されればOK。
$ fnm --version
fnm 1.31.0
4.4 .bash_profile
を編集する
winpty 経由で bash コマンドが実行される様に設定します。4
# add winpty
# @see https://github.com/rprichard/winpty/
+ exec winpty bash
# generated by Git for Windows
test -f ~/.profile && . ~/.profile
test -f ~/.bashrc && . ~/.bashrc
了
参考
-
fnm でNotes.jsのバージョンを切り替えた場合、グローバルパッケージが期待値通りに動作しなくなる為。(参考リンク) ↩
-
.bashrc
があり.bash_profile
が無い場合、.bash_profile
は Git for Windows によって自動で生成されます。 ↩ -
2回め以降の起動では表示されなくなります。 ↩
-
Linux 用にビルドされたモジュール等を Windows 環境で実行する際に
winpty ***.exe
の様に実行するらしいのですが、都度 prefix の様に入力する必要があるので、gitbash 自体をwinpty経由で起動してしまえということらしい。ではなぜ Git for Windows がデフォルトで使っていないのかというと、多分、おそらく、微妙にセキュリティリスクがあるのだと思われます。 ↩