こんにちは、ベンチャー企業でPjMをしている江端といいます。
日頃はクライアント様とのやりとりや、課題の振り分けから工数見積もり、課題進捗の管理からチーム内で発生する課題(非機能要件や資料の作成)などを主に行っています。
簡単に言えば、開発業務が円滑に行えるように開発以外の業務をやっている人です。
元々は開発者として同プロジェクトに参画したのですが、参画から1年後にPjMになりました。
そんな中で、「心理的安全性の高いチームづくり」をすべく、PjMになった時から試行錯誤してきたのですが、結果として自他共に認める最高のチームになることができましたので、その時に意識したことを書いていきます。
チームの概要
自分の所属しているチームはWEBアプリの開発を行っているエンジニアチームで、自分以外に3人のエンジニアがいます。
チーム構成としては、業務委託の方が2人、自社の社員が1人いる形になっていて、全員自分よりも年上です。
- PjM(自分) ← 1番年下
- エンジニア(社員)
- エンジニア(業務委託)
- エンジニア(業務委託)
余談になりますが、PjMになった当時は、一番年下の自分が進捗の管理をすることをよく思われないこともあるのではないかと危惧していた時期もありました(全くの杞憂でしたが)。
意識したこと
チームの概要を紹介できたところで、続いてチームビルディングとして意識してきたことについてです。
今回紹介する内容以外にも、多くの試行錯誤があり、多くの空振りがありましたが、主に3つのことを紹介します。
- オフラインでの会話を大切にした
- 迷わずに頼るようにした
- 毎週の振り返りを実施した
オフラインでの会話を大切にした
僕たちのチームは、それぞれ住んでいるところが違ければ、業務委託契約としても出社しなくて良い形になっていますので、基本的にオンラインでのやり取りが多くなっています。
しかし、オンラインでのやり取りは「相手の感情が分かりにくい」だったり「パーソナルな部分が見えない」といったデメリットがありました。
書かずとも分かることかとは思いますが、
オンラインが悪いと言うわけではなく、「違ったコミュニケーションの属性を持っているよね」というお話です。
そこで、たまにはプライベートでも話がしたいなと思い、オフラインでご飯を食べながら色々な話をしました。
これがかなり良く、前職の話やプログラミングを始めたばかりの時はMySQL3系だった話など、その人のバックボーンをたくさん知ることができました。
その後はチーム全員でご飯に行ったり、業務委託の方と一緒にオフラインで仕事をしたりと、コミュニケーションのハードルがかなり低くなったと感じています。
もちろん、人によってはオフラインで会うことがNGの場合もあるかと思いますので、チームメンバーのことをよく知ってから提案することを意識しました。
迷わずに頼るようにした
このプロジェクトで自分が最も古株だったので、自然とドメイン部分などは頼られる形が多かったのですが、自分よりもエンジニア歴が長いメンバーもいたので、積極的に頼るようにしました。
「メンバーに嫌われてからが勝負」と言われる中で、メンバーの長所を認めて頼る姿勢を見せることはかなり大事だと思います。言われたことだけをやる(元々そうだったわけではないですが)と言う状態から、主体性を持ってプロジェクトに向き合うようになった大きなきっかけでした。
これを通して、メンバーからの提案が増え、チーム内の議論が目に見えて増えました。
今まで曖昧になっていたものを、議論を通してしっかりIssueとして起票して管理するようになり、どのように取り組めば良いのかが明確になりました。
毎週の振り返りを実施した
今まであまり振り返りを行ってこなかったのですが、弊社でスクラムマスターをしている先輩(@yum_3)に依頼し、毎週の振り返りを実施するようにしました。
振り返りのツールとしては、バーチャルオフィスのGatherとMiroを使いました。
週次の振り返りを実施するようになったことで感じたメリットとしては以下の通りです。
- コミュニケーションの場になった
- 各メンバーがやっている業務を共有できた
- 相談がしやすい
- 週ごとのネクストアクションが明確になった
- 楽しい!
この記事内で取り上げている意識しているポイントは、どれもコミュニケーションについてのものが多いのですが、この週次の振り返りが個人的には最も大きな要素だったと思っています。
各メンバーがやっている業務を共有できたことで、他のメンバーがその業務で発生するであろう問題点について考えるきっかけになり、相談 → 解決までがとてもスムーズになりました。
「さっき振り返りで話した〇〇の機能についてですが、前やったことあって〜...」
といった会話が多くされるようになりました。
自分がPjMになった時、メンバー間での会話があまりなかった(僕とメンバーではあったが)ので、とても大きな進歩だと感じています。これは構造上の問題もあるので、今後はそこについても良くしていきたいと考えています。
また、振り返りをもとに来週するネクストアクションについても決めているおり、ただ課題を消化する日々ではなく、先週よりもチームが良くなっていくのを感じられるので、本当の意味で「最高のチーム」になりました。
終わりに
最高のチームの定義は多くあると思いますが、自分は「明日働くのが楽しみになるチームが最高なんじゃないか」と思っています。コミュニケーションが変わったことで、チームの雰囲気が変わり、議論が増えたことで課題が浮き彫りになってその課題が解決するまでの時間が短くなりました。
弊社の他のエンジニアや上長からも良いチームと言われることが多くなり、自分のチームがとても好きになりました。
明日からもより良いチームになるように、チーム内で議論していきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。