この記事は後輩のために作ったmdを移植したものです
PowerPointにTeXをpdfとして挿入できるようになる.具体的には以下のようなことが数式エディタを使わずにできるようになる.
C:/
直下にC:/temp/
フォルダを作っておく
以下のGitHubからアドイン(Add-in for Windowsの最新ver)をダウンロードしてC:/Users/ユーザー名/AppData/Roaming/Microsoft/AddIns/
に入れる
PowerPointを開いて ファイル → オプション → アドイン を選択
PowerPointアドインの右横にある設定 → 新規追加 → C:/Users/user/AppData/Roaming/Microsoft/AddIns/IguanaTex*.ppam
を選択
↓のような警告が出たらマクロを有効にするを選択
閉じるとタスクバーにIguanaTeXが追加されているはず
画像変換に必要なGhostscriptとImageMagickのWindows用Installerをダウンロードして実行
Ghostscript Installer
ImageMagick Installer(Windows Installerはかなり下にあるので注意)
IganaTeX -> Main Settingを選択
Main settingの黄色の丸がついている場所がいろいろおかしくなっているので修正
上から
- 一番最初に作った
C:/temp/
選択 - LaTeX Engineを
platex
に指定 - GhostscriptのPathを指定,画像を参考に
gwin64c.exe
を指定 - ImageMagickのPathを指定,画像を参考に
magick.exe
を探して指定
おすすめの使い方
あらかじめ出力したい式をVSCodeで書いて出力しておきます
コードも示しておきます
% LuaLaTeX文書の基本テンプレート
\documentclass[11pt,a4paper]{article}
% フォントと言語の設定
\usepackage{luatexja} % 日本語を扱うためのパッケージ
\usepackage{fontspec} % フォントを扱うためのパッケージ
\usepackage[colorlinks=true, allcolors=blue]{hyperref}
\usepackage{mathtools,amsmath,amsthm,amssymb}
\usepackage{comment}
\usepackage{comment}
\usepackage{ulem}
\usepackage{cite} %cite拡張
\usepackage{latexsym} %記号追加
\usepackage{enumerate} %列挙用
\usepackage{setspace} %余白制御
\usepackage{multirow}
\usepackage{luatexja-preset}
\usepackage[top=15truemm,bottom=25truemm,left=25truemm,right=25truemm]{geometry}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{listings, jvlisting}
\usepackage{subcaption}
\usepackage{siunitx}
\usepackage{float}
% 余白の設定
\usepackage{geometry}
\geometry{left=25mm,right=25mm,top=30mm,bottom=30mm}
% 数学関連のパッケージ
\usepackage{amsmath}
\usepackage{amsfonts}
\usepackage{amssymb}
\begin{document}
\begin{align*}
e^{j \theta} = \cos{\theta} + j\sin{\theta}
\end{align*}
\begin{align*}
e^{j \pi} + 1 = 0
\end{align*}
\end{document}
New LaTeX displayを選択
以下のようなポップアップが出てくるので\begin{document}
~\end{document}
の間に例に示した\begin{align*}
~\end{align*}
をコピペ & Generateをクリック
なんということでしょうオイラーの公式が出力されました
**間違えちゃった!!**というときは(これは実際にあった指導教員のテスト問題のタイポ)
間違えたものを選択してEdit LaTeX displayから修正できます