Linuxでよく使うコマンド

Linuxのセットアップ時やプログラム作成時に用いるコマンドを以下にまとめてみた。

cd：カレントディレクトリの変更

カレントディレクトリとは・・・
カレントとは日本語で今。ディレクトリとはフォルダ。
つまり今対象となっているフォルダのこと。

目的フォルダへの移動：cd フォルダパス
前の階層へ移動：cd ../

ls：ファイル・フォルダ一覧の表示

プログラムが実行できないってときはこのコマンドでファイルの権限を要確認

ls フォルダパス
よく使うオプション
-a：すべてのファイルを表示
-l：ファイルの詳細がわかる
例
admin@DESKTOP-0V2V6K1:~$ ls -al
-rw------- 1 admin admin  138 Aug  7 22:02 .bash_history
-rw-r--r-- 1 admin admin  220 Jul 27 22:11 .bash_logout
-rw-r--r-- 1 admin admin 3526 Jul 27 22:11 .bashrc
drwxr-xr-x 2 admin admin 4096 Aug  7 22:01 IoT
-rw-r--r-- 1 admin admin  807 Jul 27 22:11 .profile
d：ディレクトリ r:読み取り w:書き込み x:実行

chown：ファイル、フォルダの所有者/グループを変更する

Linuxには様々なユーザーがログインすることを前提にグループとユーザーという概念があり、
chownは指定したファイルの所有者や所有グループを変更することができる。
現在の所有者情報はlsコマンドで確認でき、上記を例にするとadminが所有者ということになる。

chown 所有者名 ファイルパス

chmod：ファイル、フォルダのアクセス権限を変更する

プログラムが実行できないときにあれ？？って思ったらこれのことが多い。
Linuxのファイルは上記lsコマンドでの説明の通り権限が設定されており、
「所有者」「グループ」「その他ユーザ」という順で権限がrxwで記述されている。
変更方法は下記

chmod 777(3桁の数字)
r:4 w:2 x:1 の足し算

mv：ファイルの移動・リネーム

ファイル移動は複数ファイルを指定する場合もあるので移動先フォルダの後は"./"が無難

ファイルの移動：mv 変更前のファイルパス 移動先のフォルダ./
ファイル名リネーム：mv 変更前のファイル名 変更後のファイル名

su -：ユーザーをスーパーユーザー(root)に変更

ファイル権限の変更時やrootでないと編集できない設定ファイルをいじるときにログイン

su -
sudo：rootにログインせずともroot権限を使えちゃうコマンド

apt：debian系のパッケージ管理に用いるコマンド

よく使うコマンド
更新できるパッケージがあるか確認：apt update
実際に更新：apt upgrade
パッケージを削除：apt remove

mkdir：フォルダ作成

mkdir　フォルダ名を含むパス

touch：ファイル作成

touch ファイル名

rm：ファイル削除

rm　ファイル名

tar：アーカイブファイルを作成、展開するコマンド

ファイルの圧縮：tar -czvf アーカイブ名.tgz 対象ファイル
ファイルの展開：tar -xzvf アーカイブ名.tgz

nano：ファイルを編集する便利なテキストエディタ

nano　ファイルパス

systemctl：様々なシステムの停止・起動ができるコマンド

サービスの停止：systemctl stop サービス名
サービスの起動：systemctl start サービス名
サービスの再起動：systemctl restart サービス名