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Djangoフレームワークのメリット・デメリット

Last updated at Posted at 2023-03-06

Djangoフレームワークとは何か?

PythonのDjangoフレームワークは、Webアプリケーション開発のためのオープンソースのフレームワークです。Djangoは、MVT(モデル・ビュー・テンプレート)アーキテクチャを採用しています。

MVTについて、簡単にまとめると以下のようなイメージです。

モデル(Model)

データベースとのやり取りを担当し、アプリケーションで扱うデータを表現します。モデルは、DjangoのORM(Object-Relational Mapping)によってデータベースとPythonのオブジェクトのマッピングを行います。データベースのテーブルに対応するモデルを作成することで、データベースとのやり取りを簡単に行うことができます。

ビュー(View)

ユーザーのアクセスに応じて、適切なデータを取得してテンプレートに渡す役割を担当します。ビューは、MVCアーキテクチャでいうところの「コントローラー(C)」に相当します。Djangoのビューは、関数ベースのビューとクラスベースのビューの両方が存在し、それぞれの特徴に合わせて使い分けることができます。

テンプレート(Template)

HTMLやCSS、JavaScriptなどの静的ファイルと、Djangoのテンプレートタグやテンプレートフィルターを使って、動的に生成されたデータを画面に表示する役割を担当します。

全体像

Djangoで作られたWebアプリが、リクエストを受けてからレスポンスを返すまでの処理の流れは以下の図の通りです。
Django概略図.png

Djangoのメリット・デメリット

他のWebアプリケーションフレームワークと比較して、Djangoの良い点と悪い点をピックアップしました。

良い点

  • データベースとの統合が容易:DjangoはORM(Object-Relational Mapping)を提供しており、データベースとのやり取りが簡単にできます。また、Djangoのモデルを使うことで、データベースのテーブルを定義することができます。
  • 汎用的な機能が充実:Djangoは、管理画面や認証、セッション管理など、Webアプリケーション開発でよく必要とされる機能が充実しています。これらの機能は、Djangoが提供するアプリケーションを使うことで簡単に実装することができます。
  • 高速開発が可能:Djangoは、テンプレートエンジンやフォームフレームワークなど、開発効率を向上させるための多数の機能が提供されています。これらの機能により、開発の効率が向上し、短時間でWebアプリケーションを構築することができます。

悪い点

  • 学習コストが高い:Djangoは、機能が多く、アーキテクチャも独自のものを採用しているため、初学者にとっては学習コストが高いと言われています。
  • 構成が複雑:Djangoは、設定ファイルやディレクトリ構成が複雑で、初めて触る人にとっては分かりにくいと感じるかもしれません。
  • 柔軟性が低い:Djangoは、多数の機能を提供しているため、他のWebフレームワークと比べて柔軟性が低くなっています。特定の機能を必要とする場合には、他のフレームワークを採用することも検討する必要があります。

まとめ

Djangoフレームワークは、初心者にとってはややハードルが高いですが、一度身につけてしまうと、その後は素早くアプリケーションを実装できるため、私はオススメです!

上記の点を考慮して、フレームワーク選定を行うと良いですね!

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