1. 概要
この記事では、 IAMでEC2を利用可能なユーザグループを作成する手順を記載しています。
<イメージ内の用語説明>
※括弧つきは既に用意されたものを使います。
IAM
作成するもの | メモ |
---|---|
user1 | EC2サービスを利用できるユーザ |
user2 | EC2サービスを利用できるユーザ |
DeveloperGroup | user1,user2が所属するユーザグループ |
(AmazonEC2FullAccess) | EC2サービスを利用するためのポリシー |
(AmazonSSMFullAccess) | AWS Systems Managerを利用するためのポリシー |
(IAMFullAccess) | IAMサービスを利用するためのポリシー |
InstanceSSMRole | 動作確認用のインスタンスに付与するロール |
EC2
作成するもの | メモ |
---|---|
EC2Instance | 動作確認用のインスタンス(VM) |
2. 目次
- 概要
- 目次
- 手順
- ルートユーザでマネジメントコンソールをひらく
- IAMをひらく
- ユーザを作成する
- ユーザグループを作成する
- インスタンスに付与するロールを作成する
- IAMユーザでログインする
- EC2をひらく
- インスタンスを作成する
- セッションマネージャでインスタンスに接続する
- 参考資料
3. 手順
3.1. ルートユーザでマネジメントコンソールをひらく
参考:アカウント作成の流れ
3.2. IAMをひらく
3.3. ユーザを作成する
左側のメニューで「Users」をクリックする。
「ユーザーの作成」をクリックする。
「ユーザー名」を入力し、「次へ」をクリックする。
そのまま「次へ」をクリックする。
入力内容を確認し、「ユーザーの作成」をクリックする。
※以下から「user1」がマネジメントコンソールにアクセスできるように設定していきます。
「user1」が作成されていることを確認し、クリックする。
「user1」の詳細画面にて「セキュリティ認証情報」をクリックする。
「コンソールアクセスを有効にする」をクリックする。
「コンソールアクセスを有効にする」をクリックする。
「user1」でマネジメントコンソールにサインインするための情報が表示されるので、「.csvファイルをダウンロード」をクリックし、情報を保存する。
※user2も同様に作成する(任意です)
3.4. ユーザグループを作成する
左側のメニューにて「ユーザーグループ」をクリックし、画面移動後「グループを作成」をクリックする。
「ユーザーグループ名」を入力し、「ユーザをグループに追加」で「user1」を選択、「許可ポリシーの添付」にて、以下のポリシーを選択、
- AmazonEC2FullAccess
- AmazonSSMFullAccess
- IAMFullAccess
ここまで入力できたら、「ユーザグループを作成」をクリックする。
3.5. インスタンスに付与するロールを作成する
※このロールを作成し、インスタンスに付与しないと、インスタンスがAWS Systems Managerに登録できず、セッションマネージャーを利用してインスタンスに接続できません。
左側のメニューから「ロール」をクリックする。
「ロールを作成」をクリックする。
「AWSのサービス」と「EC2」を選択し、「次へ」をクリックする。
「許可ポリシー」にて、「AmazonSSMFullAccess」を選択し、「次へ」をクリックする。
「ロール名」を入力、許可ポリシーを確認し、「ロールの作成」をクリックする。
ここまで完了したら、一旦サインアウトする
3.6. IAMユーザでサインインする
※ユーザ作成時にダウンロードしたCSVを参照する。
https://{アカウント ID (12 桁)}.signin.aws.amazon.com/console にアクセスする
CSV記載のユーザ名とパスワードを入力し、IAMユーザでサインイン
3.7. EC2をひらく
3.8. インスタンスを作成する
以下の通り必要項目を入力し、「インスタンスを起動」をクリックする。
※「高度な詳細」の「インスタンスプロフィール」において、先ほど作成した「InstanceSSMRole」の選択は必須です。
※先ほど作成した「InstanceSSMRole」を選択する。
3.9. セッションマネージャでインスタンスに接続する
インスタンスの起動後、「インスタンスの状態」と「ステータスチェック」が以下の表示になったことを確認し、インスタンスの詳細画面に移動する
IAMロールが設定されていることを確認し、「接続」をクリックする。
「セッションマネージャー」のタブで「接続」をクリックする。
以下の表示になれば完了。(試しにunameコマンドを実行しています)
おわりです。