##はじめに
巷にはSBC(Single Board Computer)であるRaspberry Pi(以下RPi)を複数組み合わせてClusterを構成する人々が存在する。Kubernetesが流行っているのも影響しているかもしれない。
その構成もいろいろ。
- Model B(いわゆるラズパイとして知られているシリーズ)を複数接続
- Model Bを親機にZeroを子機として接続
- Compute Moduleを複数接続
またの機会に記事にしますがCluster HATは2番目の方式。
本記事の対象は、3番目の方式であるTuring Pi( https://turingpi.com/ )。
2019年6月ごろに発表されpre-orderが始まり、2020年の春頃に日本からも発注できるようになり6月頭に発注。9/13ようやく届きました。
##開封の儀
シンプルな段ボールの箱に緩衝材としての枠と一緒に入っていました。
ケーブル類やマニュアルなどの同梱物は一切なし。漢らしい仕様です。
##外観
表面
写真だとよく見えませんが右手前にTuring Pi V1.1の刻印があります。
RTCC(Real Time Clock and Calendar)用と思われるボタン電池(CR2032)が見えます。
左奥の白いソケットはATX電源。こちらかの給電も可能です。
手前のMicro USB typeB端子はFlashに利用するらしい。Flashについては後の記事で触れます。
裏面
右側に見えるのは各ノードごとのMicroSDカードスロット。Compute Module自身は直接のIO端子は持ちません。
- DC12V(Webのドキュメントに記載がないけどセンタープラスと思われます)
- USB2.0 x8
- Gbit Ethernet
- HDMI(Node #1用)
- Audio 3.5 mm(Node #1用)
Compute Moduleと
装着するCompute Module 3+(以下CM3+)を7個あらかじめ手に入れました。
Micro SDカードスロットに気づいておらず、入手しやすさから16GB eMMCモデルにしましたがeMMCなしのCM3+ Liteでも良かったかも。(当然そちらの方が安い)
##装着
とりあえず付けてみました。
コネクタはDDR2 SO-DIMM 200 pinなのでメモリを差す要領です。
##通電
12V-20Vで最大消費電力が40Wらしいのですが、そんなに都合がいいADアダプタは持っていないので、とりあえず転がっていた12V1Aセンタープラスを接続。
ATX12Vと配線のつながりを確認しましたが、逆電圧かけると即死するかもしれないのでビビりつつ。。
光りました!
とりあえず大丈夫そう。
容量の大きいACアダプタは手配するとして、当面負荷かけなければ1Aでも動くといいのですが。
次からはセットアップです。
##免責
記事の内容は個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。