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はじめに

この度、42Tokyoの基礎課程(1st circle)を修了したので、42Tokyoでの学びについて記事を書くことにしました。
大学3年生の5月に入学し、大学4年生の6月に修了しました。
これから入学試験を受ける方や、42Tokyoについて興味がある方の参考になればと思います。

42Tokyoとは

42Tokyoは学費完全無料、パリ発のエンジニア養成機関です。現在新宿に校舎があります。(2023年度まで六本木)
箇条書きですが以下のような特徴があります。詳細は公式ホームページを御覧ください。

  • 特徴
    • 学費無料、経歴不問、24h開校
    • 4週間の入学試験
    • 教師なし、授業なしで生徒で教え合うピアラーニング
    • 個人やチームで課題を進めていく
    • お互いの課題をレビューし合う
    • C言語、C++をメインに基礎課程を学習し、その後は自由に勉強が可能
    • 基礎課程修了までは、退学期日が決まっており、課題を進めることで延命出来る
    • スポンサー企業や海外キャンパスとの交流
    • ※2024年度より基礎課程修了後にも期限付きの制度が導入

実際の42Tokyoとは

入学試験について

4週間の入学試験の内容について、詳細に述べることは禁止されているのであまり詳しいことは話せません...
ただ、最近ではいろんな記事がネット上に落ちているので、どんなことをするかは調べれば分かると思います。

個人的に入学試験合格に必要なことは、時間だと思います。
4週間分の予定を開けておくことが、合格への第一歩です。
この入学試験を受けるだけでも、とても良い経験になるのでぜひ検討してみてください。

本科での学習について

ホームページのこの文言を見て、試験を受けるのをためらっている人がいると思います。
個人的には、この文言は完全に無視して良いと思っています。

42 Tokyoキャンパスに通える方(35時間/週 程度通える方)

実際、私は1日も校舎に行っていない月が5ヶ月くらいあると思います。普段は大学生なので、基本的に長期休み土日しか通っていませんでした。
また新校舎になってからは3回しか行っていないと思います。
それでもほとんど寄り道をせず、地道に課題を進めて、約1年1ヶ月で修了しました。(入学試験の同期の中ではおそらく1番?入学時期が同じ中でも3番くらい?)

ただ、全く何もやらなくて良いわけではなく、授業中や学校終わりに黙々と課題を進めていました。1人でも課題を進められる程度にドキュメントは整備されていますし、Discordを活用すれば、教えてくれる人も沢山います。

とはいっても、校舎に行かないとモチベーションは下がり、レビュー・イベントなどの42Tokyoならではの環境を最大限活用することは出来ません。
そのため、個人的には最低でも週1,2は校舎に通えることが望ましいと思います。
特に入学して最初の1ヶ月~3ヶ月くらいは周りに遅れを取らないように通えるのがベストです。

おすすめできる人

個人的には学生におすすめです。ハッカソンや技術系のイベントでは42Tokyoのことを知ってくれている人が居たりします。また、インターンなどの面接でも話のネタになります。

  • 大学生・専門学生

    • 文理問わず時間のある大学生におすすめです。プログラミングに興味さえあれば、やっていけます。高等教育で情報が必修になった今、学んでおいて損はないと思います。
    • 理系の学生には特におすすめです。情報系かどうかに関係なく、プログラミングを触る機会はあると思います。授業や研究においても役に立つスキルが身につきます。
    • 時間のある1,2年生のうちに入学試験を受けるのがおすすめです!
  • 高校生

    • 現在18歳以上という制限だけありますが、若い人にこそおすすめします。

42Tokyoをきっかけに色々な繋がりが出来るので、エンジニア等との繋がりを増やしたい人にもおすすめです。

身についたこと

基本的なプログラミング能力

C言語で基本的な所から勉強するため、ベースとなるプログラミング能力がついたと思います。レビューやチーム課題などで、他の学生から綺麗なコードの書き方や、慣例なども学ぶことも出来ました。
1人で学習していると、自分のコードを見てもらったり、人にコードの解説をしてもらう機会は無いのでそこが42の利点だと思います。
また、C言語のコード規約があることで綺麗なコードを書くように心がけるようになりました。

コードやドキュメントを読む力

レビューで他学生のコードを読んだり、manでコマンドを調べたり、課題に関係するドキュメントや参考になるコードを読んでるうちにコードやドキュメントを読むことに慣れてきます。
私は実際にインターンや研究で、他人のコードや、ドキュメントを読まなければならない機会が多くあるのですが、その際も苦ではなくなりました。

様々な業界や会社について学べたこと

最近では定期的にスポンサー企業様とのイベントや、会社説明会などを開催しています。
私はあまり多くは参加できていませんが、かなりの頻度で開催されているのでおすすめです。

ガクチカ・業務経験

私はサークルなどに所属していないため42Tokyoがガクチカの1つになっています。
また、42で実力をつけた後、エンジニアの長期インターンも始めたため、開発インターンの経験もガクチカの1つになっています。
また、ハッカソンにも出場するようになりました。

私の場合、面接などでは42Tokyoよりもインターンの話のほうが深堀りされることが多い気がします。
42Tokyoに入ったことで満足するのではなく、入学することで刺激を受けて、その後何をしたかが大事だと思います。

大学の授業が楽になった

情報系の学部に通っているため、C言語やオブジェクト指向、ネットワーク、アルゴリズム、OSなどに関する授業がありました。
大学の授業では理論や研究ベースで学び、42では実装ベースで学ぶことが出来るため、両立することで学習効果が増したと思います。

最後に

私は、42Tokyoに入ってから、インターンやハッカソン、このような記事を書いたり等、色々なことを始めました。
大学生活の中でも、かなり大きなトピックの1つになっています。
誘ってくれた友達や、一緒に課題を進めてきた学生にとても感謝しています。
少しでも42Tokyoについて、興味を持っていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

補足

主に私が入学試験を受けてから新校舎に移転するまでの体験がメインに書かれています。
新校舎移転後、私はほとんど通っていないかつ、運営状況も変わっているので異なる点があるかもしれませんが、ご了承ください。

個人的には42Tokyoだけではなく、大学、インターン、外部のハッカソンや個人開発などの活動と両立することが大事だと思います。

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