3
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

リモートデスクトップライセンスサーバーがないためにリモートデスクトップ接続できない

Posted at

先日、AWS EC2上に構築しているWindows Server 2016のサーバにリモートデスクトップ接続しようとすると、以下のエラーが発生して接続できませんでした。
この問題の解消のために少し調べたので、解決した方法をここに書き残しておきます。
(私が経験したのはEC2インスタンスででしたが、Windows Serverであれば共通の解決策だと思います)

ライセンスを提供するためのリモート デスクトップ ライセンス サーバーがないため、リモート セッションは切断されました。

なぜこの問題が発生したか

この問題が発生するのは、リモートデスクトップセッションホストをインストールしてるにもかかわらず、リモートデスクトップライセンスサーバを構築していない場合です。そして、リモートデスクトップライセンスサーバがないということで、サーバのログイン時にあと○日でリモートデスクトップ接続できなくなるという旨の警告を無視し続けて180日間経過した場合です。

はい。警告出てたのに無視してました。。。
まあ、なんでかっていうのは、その時ネットで調べてもはっきり解決方法がわからなかったからですね。。。

そもそもリモートデスクトップセッションホストって?

細かい説明は省きますが、誤解を恐れずに書くと、サーバーに対して3人以上が同時に接続したい場合に使用する機能で、RDS CALというライセンスの契約が必要な機能です。
Widows Serverでは通常、管理作業のために2人までは同時にリモートデスクトップ接続が可能(デフォルトでは1人だが、設定で変更可能)ですが、管理の幅を超えて複数人で同時に(シンクライアントサーバーのように)使用する場合はライセンス買いなさいということです。

当初はこのリモートデスクトップセッションホストについてよく理解しておらず、3人以上で作業したくてインストールしたのですが、結局ライセンス購入が必要ということで使用せずにそのまま放置となってました。。。

解決策

対象サーバーへ接続

何よりもまずは対象サーバーに入れないと作業ができません。
実機がオンプレであれば直接入ることもできるかもしれませんが、今回はEC2インスタンス。。。
EC2インスタンスだと、セッションマネージャーの設定ができていればCUIで操作できますが、今回はその構築もしておらず。

結果としては、リモートデスクトップ接続を管理モードで実施することで解決しました。

「ファイル名を指定して実行」で以下を入力してリモートデスクトップ接続を起動します。

mstsc /admin

実行すると、見た目はいつものリモートデスクトップ接続のクライアントが立ち上がるので、管理者ユーザで接続すればサーバーに入れます。

リモートデスクトップセッションホストのアンインストール

上記の方法でサーバーにリモートデスクトップ接続することはできました。しかし、いつもこの方法で開くのは面倒。。。
ということで、リモートデスクトップセッションホストのアンインストールしましょう。

  1. 「スタート」メニューから「サーバーマネージャー」を開く
  2. 画面右上の「管理(M)」から「役割と機能の削除」を押下
  3. 「枠割と機能の削除ウィザード」で「サーバーの役割」まで「次へ」で進む
  4. 「Remote Desktop Services」内の「Remote Desktop Session Host」のチェックを外す
  5. ポップアップが表示されるため、内容を確認の上で「機能の削除」ボタンを押下
  6. 「枠割と機能の削除ウィザード」で「確認」まで「次へ」で進む
  7. 表示内容を確認の上、「削除」ボタンを押下
  8. アンインストールが終わったら再起動

あとがき

知識がないのに余計な機能をインストールしちゃだめですね・・・
あと、警告も無視しちゃだめです・・・

でも、今回の件でリモートデスクトップ接続について以前より深く理解することができました。
もし、誤りや補足がありましたらコメント等でご指摘ください!

3
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?