Javaのメール送信機能を使ってメール送信してみた

今日も備忘録です。

このドキュメントについて

以前、springの機能を利用してメール送信を実装してみたのですが、今回はjavaのメール送信機能を利用して実装してみました。

前回同様、gmailのsmtpサーバーを利用して、メール送信します。

前回のspringの記事は以下。

実行環境

・Java17

実装

@Service
@RequiredArgsConstructor
@Slf4j
public class MailSenderService {
    private final MailConfig mailConfig;
    private final MailConfigValue mailConfigValue;

    public boolean smtpMailSender() {
        var properties = new Properties();
        properties.put("mail.smtp.host", mailConfig.getHost());
        properties.put("mail.smtp.port", mailConfig.getPort());
        properties.put("mail.smtp.auth", mailConfigValue.isAuth());
        properties.put("mail.smtp.starttls.enable","true");

       class smtpAuth extends Authenticator {
           @Override
            protected PasswordAuthentication getPasswordAuthentication() {
                return new PasswordAuthentication(mailConfig.getUserName(), mailConfig.getPassword());
            }
        }
        // メールセッションの確立
        var session = Session.getInstance(properties, new smtpAuth());

       // メッセージ部分の作成
        var message = new MimeMessage(session);
        try {
            // message.setFrom("[e-mail]"); メールのFROMにメールアドレスだけでなく、文字を入れたい時下のを利用
            message.setFrom(new InternetAddress("[e-mail]", "テスト"));
            message.setText("javaのメール送信テスト");
            message.setSubject("テストで送ります");
            message.setRecipients(Message.RecipientType.TO, "[e-mail]");
            message.setRecipients(Message.RecipientType.CC, "xxx.com");
            Transport.send(message);
        } catch (MessagingException | UnsupportedEncodingException e) {
            throw new RuntimeException("smtpメール送信エラー", e);
        }
    }
}

説明：

1. Propertiesクラスにキーと値をセットで設定していく。
   サーバー接続に必要なホストとポート番号、ユーザー認証や通信を暗号化するためにSTARTTLSを設定します。
   STARTTLSを設定しないとgmailでは、メール接続できなかったので、注意が必要。

2. Authenticatorクラスを継承したクラスを用意して、getPasswordAuthenticationメソッドをオーバーライドする。
   このメソッドは、パスワード認証が必要な場合に呼び出されるメソッドです。
   返却値はパスワードとユーザー名を保持するPasswordAuthenticationクラス。

3. メールセッションを確立する。
   Session.getDefaultInstance()だとキャッシュが残って、前回の接続が消えないみたいな問題があるみたいなので、getInstance()を利用してます。
   この時に、2.のパスワード認証が呼び出されるのかなと思ってます。

4. あとはメッセージ設定して、Transport.send()でメール送信ができます。

まとめ

実装してみて思ったことは、フレームワークなので、当然っちゃ当然だとは思いますが、
springでのメール送信の方が断然楽でした。
パスワード認証とかホストの設定とかその辺りはフレームワークの機能としてやってくれているんだろうなと。。

ただ、springを利用しないやり方も知っていて損はないと思うので、やってみてよかったです。
フレームワークのありがたさを知りました。