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Amazon ElastiCacheにワンクリックで接続できるようになりました!

Last updated at Posted at 2025-01-27

2行で

  • EC2とElastiCache間の接続に必要な設定が1クリックでできるようになった
  • CloudShell経由で簡単にElastiCache接続ができるようになった

概要

先日、「Amazon ElastiCache now supports 1-click connectivity setup between EC2 and your cache」というタイトルで、ElastiCacheにアップデートがありました。

これまでElastiCacheに接続し動作等を確認するためには、「確認用のEC2を立てる→SSHやSession Manager等でEC2に接続→redis-cli等をインストールする→ElastiCache接続」というステップを踏む必要がありました。もちろん、セキュリティグループの設定も必要であるため、単なる動作確認のために結構な手間がかかります。

今回のアップデートにより、EC2とElastiCacheの接続に必要な設定、およびCloudShellからの接続が1クリックでできるようになりました。

試してみる

まずElastiCacheクラスタを用意します。今回はValkeyキャッシュをサーバーレスで用意しました。

VPCの作成

特別な設定はせず、プライベートサブネットが2つあるVPCを作成します。
スクリーンショット 2025-01-25 14.34.07.png

ElastiCache作成時、AZが2つ以上必要になります

Valkeyキャッシュの作成

キャッシュ作成画面で、デフォルト設定をカスタマイズし、先ほど作成したVPCのプライベートサブネット内で作成します。
スクリーンショット 2025-01-25 14.35.26.png
スクリーンショット 2025-01-25 14.36.21.png

しばらくすると、ステータスが「Available」になります。

接続(EC2編)

まずはEC2の動作を見ていきます。

作成したキャッシュの「接続とセキュリティ」タブから「コンピューティング環境をセットアップ」を押下します。
スクリーンショット 2025-01-25 14.43.53.png

「EC2インスタンスを作成」から新規にEC2を作成します。
スクリーンショット 2025-01-25 14.50.58.png

特別な設定は不要で、SSH接続ができるようにしておきます。スクリーンショット 2025-01-25 14.52.18.png
スクリーンショット 2025-01-25 14.52.27.png

EC2作成後、Valkeyの画面に戻ると作成したEC2が選択できるようになっていますので選択します。すると、新規にセキュリティグループが作成されそうであることがわかります。
(ElastiCacheのセキュリティグループにdefault以外の設定がありますが、本来作成したてであればdefaultのみとなっています)
スクリーンショット 2025-01-25 14.53.53.png

セットアップが完了すると、EC2およびElastiCache間で必要なセキュリティグループが自動で設定されます。
スクリーンショット 2025-01-25 14.56.53.png
スクリーンショット 2025-01-25 14.57.16.png

実際に自動で実行された内容は下記のとおりです。
スクリーンショット 2025-01-25 15.02.25.png

ただ、内容を見る限り、EC2にredisクライアントがインストールされないので、redis-cli等は手動でインストールする必要がありそうです。 あくまで接続に必要なセキュリティグループが自動で設定されています。

接続(CloudShell経由)

続いてはCloudShellを使用した接続です。こちらはかなりシンプルです。

「接続とセキュリティ」タブから「キャッシュに接続」を確認すると、画面右に「キャッシュに接続」というボタンがあります。
スクリーンショット 2025-01-25 14.39.51.png

こちらを押すと、新規にCloudShellの環境構築画面が出てきますので、任意の環境名を入力し作成します。
スクリーンショット 2025-01-25 14.40.28.png

作成完了後、即キャッシュに接続し、任意のRedisコマンドが叩けるようになりました。
スクリーンショット 2025-01-25 14.41.45.png
スクリーンショット 2025-01-25 14.42.19.png

まとめ

タイトルにはEC2との接続が1クリックで、とありましたが実際には本文中に記載があるCloudShellの1クリック接続が非常に強力だと感じました。プライベートサブネットに作成したElastiCacheであっても問題ない点も良かったです。アプリケーションでElastiCacheを利用する場合、簡単な動作確認に大きく役立つアップデートだと思います。

参考

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