こんにちは。
みなさんは Avocode
(アボコード) をご存知でしょうか。
日本語の記事やドキュメントが少ないので知らない方も多いかもしれません。
この記事は、まだAvocodeを知らない方や興味があるけど使ったことがない、というデザイナーさん向けの記事です。
Avocodeって?
とりあえず簡単に主な機能を紹介をします。
Avocode
- PSDのプレビューをPSDを持っていなくてもだれでも閲覧ができる
- プレビュー時にコメント追加ができる
- Web版&アプリ版
- アプリではPSDのスライスや、レイヤーの操作、テキストのコピーなどが容易
- PSDのリビジョン管理
- URL生成機能で簡単にシェア
- Slackで更新通知
- Photoshopからワンクリックでアップロード
- 英語版のみ
- 有料版のみ(2週間のお試し期間あり)
導入の経緯
導入前、デザイン確認がある際はExcel上で行っていました。
Excelでの共有はファイル作成から相手へ連絡等、かなり時間がかかります。
社員の時間コスト削減とスピーディな共有ツールが求められていました。
その時に見つけたのがAvocodeです。
- PhotoshopがなくてもPSDの確認がWeb上ででき、コメントも可能なのでデザイン・文言チェックが簡単そう
- 通知はメール・Slackで飛ぶので、より共有が早くなりそう
- アプリがフロントエンド側で使えそう
以上の3点が、業務の改善となると判断し導入しました。
実際につかってみた
いざ使用スタート!
デザイナーは作成したPSDをPhotoshopからワンクリックでアップロード。(プラグインが要ります)
わざわざPDFやpngなどに変換しなくていいので、ストレスがないです。
アップロード通知が飛び、確認側はWebでデザインを確認。
気になるところはコメントを残す。コメントも通知が飛ぶので、作業テンポがはやい!
文言等の修正依頼なら、通知が飛んできてから修正完了→再アップロードまでが劇的なはやさです。
アプリはPhotoshopなしでスライスができるし、pxの確認も簡単!
個人的にはPSD上のテキストを一発でコピーできる機能に感動しました。
Photoshopを持っていない人の強い見方ですね!
すっごい便利!Avocodeすごいなー!すごいなー.........
3ヶ月後
Avocodeを使わなくなりました。
ここまで紹介しておいてごめんなさい...。
それには理由があるのです。
- あまり使わない機能があった(リビジョン管理など)
- 有料ユーザーしかコメント機能が使えなかった
- コメントの修正ができない、コメント内で改行ができない
- slackの通知内容が微妙でわかりにくい
あと最大の理由として、別ツールの台頭がありました。
それは Marvel(マルヴェル)です。
Marvelはプロトタイピングツールです。
Avocodeより前から使用しており、英語版ではありますが直感的に使えるほどUIがしっかりしています。
プロトタイピング機能しか使っていませんでしたが、実はPSDもアップロードできたり、チーム内でAvocodeでやっていることがMarvelでも十分できるということに気付きました。
AvocodeとMarvelはサービスの性質はまったく違いますが、Marvelの方がよりチームに合っていることと、Avocodeがあまり浸透しなかったことで、Avocodeをやめる結果となってしまいました。
おわりに
チームやプロジェクトとの方向性が合わずAvocodeはいったん辞めることになりましたが、なんだかんだいってAvocodeはすごい便利です。
PSDを確認するマークアップエンジニアさんにもオススメできます。
改善して欲しいところもちらほらありますが、今後のアップデートに個人的には期待しています。