wordpressの投稿を表示させるのに必要なループ(繰り返し処理)をまとめました。
そもそもデータベースから投稿データを取得するという概念からまとめてます。

クエリについて

クエリとは「問い合わせる」「訪ねる」という意味があります。
wordpressの投稿データはデータベース(My SQL)に格納されています。

データベース(My SQL)に対して、wordpressがクエリを発行して条件に一致する投稿データを取得しています。

メインクエリ

メインクエリはユーザーが要求したURLのページの表示に必要な最低限の投稿データのみを取得するクエリで、wordpressによって自動的に生成されて自動的に発行しているので、クエリを発行する必要がありません。

サブクエリ

メインクエリはURLに基づいて作成されているため、ページ外の投稿データは取得されません。
そのため、ページ外のカテゴリやカスタム投稿タイプの投稿データを取得したい場合は、別途サブクエリを発行して投稿データを取得する必要があります。

メインループ

メインクエリで取得したデータをテンプレート内で出力するための繰り返し処理の記述です。
if(have_posts()) - 記事が存在しているか確認
while(have_posts()) - 投稿が存在する限り繰り返し処理を行う
the_post() - グローバル変数$post(投稿オブジェクト)にセットされ、投稿がなくなるまで表示される
※グローバル変数はグローバル変数　コンピュータプログラミングにおいて全てのスコープからアクセスできる変数のことである。(wiki参照)wordpress固有のグローバル変数はCodexを確認してください。

<?php if ( have_posts() ) : ?>
  <?php while( have_posts() ) : the_post(); ?>
      <!-- ループさせる投稿内容　-->
  <?php endwhile;?>
<?php endif; ?>

メインクエリのクエリ条件を変更する

メインループのクエリ条件を変更するにはfunction.phpにアクションフックを記述する必要があります。

(例)
カスタム投稿タイプ(info)の投稿を５件取得する場合

pre_get_posts関数に対してアクションフックを設定しています。
is_admin() || ! $query->is_main_query() - 管理者画面ではないかつメインクエリである場合のみ処理を行う
上記の記述がないと他の繰り返し処理にも影響が出てしまうため、忘れないようにしましょう。

function my_custom_query( $query ) {
 if ( !is_admin() && $query->is_main_query()) {         
    if ( is_post_type_archive('info') ) {
         $query->set( 'posts_per_page' , 5 );   
      }
     }     
    return $query; 
} add_action( 'pre_get_posts', 'my_custom_query' );

サブループ(カスタム投稿)

サブクエリで発行して、取得したデータをテンプレート内で出力するための繰り返し処理の方法は２つあります。
1.WP_Query
2.get_posts
3.query_postsは現在は非推奨となっております

1.WP_Query

(例)
カスタム投稿タイプ(info)の投稿を５件取得する場合

<?php $my_query = new WP_Query();      
$args = array(         
    'post_type' => 'info', 
    'posts_per_page' => 5,    
);     
$my_query->query( $args ); ?>
<?php if( $my_query->have_posts() ): while( $my_query->have_posts() ) : $my_query->the_post();?>     
    <?php the_title( '<h2><a href="' . esc_url( get_permalink() ) . '">', '</a></h2>' ); ?>
    <p><?php the_time('Y年m月j日');?></p>
    <p><?php the_content(); ?></p>
<?php endwhile; endif; wp_reset_postdata(); ?>

2.get_posts

(例)
カスタム投稿タイプ(info)の投稿を５件取得する場合

<?php $args = array(         
    'post_type' => 'info', 
    'posts_per_page' => 5,        
);     
$posts_array = get_posts( $args ); ?>
<?php foreach ( $posts_array as $post ) : setup_postdata( $post ); ?>     
    <?php the_title( '<h2><a href="' . esc_url( get_permalink() ) . '">', '</a></h2>' ); ?>
    <p><?php the_time('Y年m月j日');?></p>
    <p><?php the_content(); ?></p>
<?php endforeach; wp_reset_postdata(); ?>

参考サイト

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E5%A4%89%E6%95%B0
https://wpdocs.osdn.jp/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E5%A4%89%E6%95%B0
https://daeuwordpress.com/query/
https://eg-tips.com/wordpress-loop/