42
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

おうちハックAdvent Calendar 2017

Day 3

安物エアコンの温度制御を改善するハック

Last updated at Posted at 2017-12-02

#はじめに

この記事は おうちハック Advent Calendar 2017 の、3日目の記事です。

おうちハックというわりにはエアコン単体でIoT感のない話なのですが、お許しください m(_ _)m

あと、自分がエアコンの暖房機能を使わない人なので、季節感を無視して冷房前提で話を進めます。(暖房時も応用可能です)

#エアコン付けっぱなしの方が安い話

エアコン付けっぱなしの方が安い件がたまに浮上します。「付けっぱなし」について解釈が2通りあるような気がしています。

1つ目は、在宅時に、「暑いからエアコンを入れる→寒くなったからエアコンを消す」というのを繰り返すよりも、「温度設定を適温にして自動運転で付けっぱなしにする」という解釈です。

当たり前だろコラ!と思います。

2つ目は、不在時にも付けっぱなしにしちゃうという解釈です。

不在なら消した方がいいだろと思うのですが、ダイキンの調査によると30分ぐらいまでの外出なら付けっぱなしの方が安いそうです。

#設定すべき適温が状況によって変わってしまう

不在時の話は深追いしません。在宅時は付けっぱなしが基本です。

で、自動運転で27度とかの適温に維持してほしいんですが、「最初はいい感じなのにだんだん暑くなってきてしまう」とか、「足元が寒すぎる」など、どうにも一定温度になってくれないことが良くあると思います。

それをどうにかするハックを考えていきたいと思います。

#エアコンが室温を一定にする仕組み

エアコンには温度センサーが内蔵されていて、その温度センサーの場所が設定温度に維持されるよう制御されてます。

真面目に話すと制御理論の話になってくるのですが、まあ「PID制御」「古典制御論」とか単語だけ覚えておくと知ったかできるかもしれません。

ポイントは、温度センサーが重要ですよということです。

業務用エアコンだと、エアコン室内機とは別に単体の温度センサーが設置されていたりします。会社の壁とかにあったりしますよね。

家庭向けでも高い機種になると、赤外線センサーで人の体感温度を見て制御するのとかあります。三菱のムーブアイなんかが有名だと思います。

この記事では、普通の温度センサーが室内機に内蔵されている安物エアコンについて考えます。

#安物エアコンの問題点

冷たい空気は下に行くので、足元が寒くなりがちです。上と下とで3度ぐらいは平気で違ったりします。

air1.png

また、エアコンによってはエアコン自身の冷たさをセンサーが拾ってしまい、全然冷やしてくれなくなる欠陥機種もあります。

air2.png

#改善策1 サーキュレーター

改善策として、サーキュレーターを使うことが良くあると思います。

2番目の問題がある場合でも、サーキュレーターの風が温度センサーに届けばいい感じになります。

ただそれだとこの記事の意味がありませんw

#改善策2 電子工作

人間に近い場所に、なにか電子工作のブツを置いて、そこの温度センサーが適温になるようエアコンを制御する方法が考えられます。

うむ、これはハックだ!

でもシステムとして大げさすぎます。

#改善策3 センサー移設ハック

センサーの位置が悪いなら、いい感じの位置に移設してしまえばいいのです。

air3.png

では早速やってみましょう。

エアコンのカバーを開けてフィルタを外すと、温度センサーが見えると思います。

DSC_1062.jpg

見つからない場合は諦めるか、頑張って探してください m(_ _)m

配線を適当なところで切って延長して、センサーをいい感じの所に移動します。下の写真では古いカテ5のLANケーブルをバラしたもので配線しています。

DSC_1063.jpg

はい、これだけ!これぞハック!!

このハックをした後は、就寝時のエアコン付けっぱなしがすごく快適です。朝までずっと適温です。
また、サーキュレーターを使う場合に比べて天井付近が冷やされないので、その分電気代がオトクかもしれません。

#まとめ

安物エアコンの温度センサーを移設すると、温度制御がまともになるよ!

42
15
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
42
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?