Azure DevOpsでCI/CDを実行する際には、Azure Pipelinesを使います。そして、Azure Pipelinesで自動テストや自動ビルド等の処理をするためには、その処理をするためのコンピューターが必要になります。"Microsoft-hosted agents"というマイクロソフトが用意しているWindows/Linux/macOSのものがあり、それを利用することが多くの場合一番簡単ではありますが、状況によっては自分で"self-hosted agent"を用意することが必要になります。
Self-hosted linux agentを設定する手順
Self-hosted linux agentを設定する公式資料の手順は以下になります
https://learn.microsoft.com/azure/devops/pipelines/agents/v2-linux?view=azure-devops
基本的には、上記の手順に沿って作業を行えば、設定することができましたが、2022年10月26日時点の内容では、"Download and configure the agent"という部分に、コマンドラインでダウンロードする手順がなかったため、以下に参考情報として私が使ったコマンドを共有します。
Download and configure agent from the Linux command-line
公式ドキュメントの手順に従い、以下の画面まで行くと、"Download the agent"という部分で"Copy URL to clipboard"というボタンから、agentをダウンロードするためのURLをコピーすることができます。それを使ってAzure Pipelineの実行基盤として使おうと思っているLinuxマシンで、wget <コピーしたURL>
をするとダウンロードできます。ダウンロード移行は公式ドキュメントの手順に従えばAzure PipelinesのLinuxのself-hosted agentが設定できます。
多くの場合、Azure Pipelineで実行予定の内容によって、追加でLinuxマシンにツールをインストールする必要があります。例えば、.NETのアプリをビルドする際には、.NET SDK/Runtimeのインストールが必要になります。
ところで
ところで、私はLinuxマシン作成とアクセスに以下のコマンドをAzure Cloud ShellのBashから実行しました。
RG=rg-pipelineagent
LOC=japaneast
VM=vm-pipelineagent
az group create --name $RG --location $LOC
az vm create \
--resource-group $RG \
--name $VM \
--image UbuntuLTS \
--admin-username azureuser \
--generate-ssh-keys
ssh azureuser@<Public IP Address>