当記事の前提となるサイト
【Windows】Visual Studio Code で Cloud LaTeX の実行環境を構築する(2022.02.16)
@mtk_birdman
こちらで行う際の注意点やメモの記録の記事となる。本記事以外の現象などがみられる場合はコメントしてください。
ディレクトリの管理
プロジェクト作成時にはディレクトリの指定があるが、自身でプロジェクトフォルダを作成していないと指定したディレクトリにファイル(.tex,.pdf,.log,figure,.vscode,etc.)が展開されてしまうため、フォルダをプロジェクトごとに作成する必要がある。
ディレクトリの指定をcloudlatexにした場合
cloudlatex
|
|-.tex
|-.pdf
|-.log
|-figure
|-.vscode
etc.
ディレクトリの指定をcloudlatex--project1にした場合、
cloudlatex
|
|-project1
|
|-.tex
|-.pdf
|-.log
|-figure
|-.vscode
etc.
|-project2
|
|-.tex
|-.pdf
|-.log
|-figure
|-.vscode
etc.
このように(わかりにくいが)プロジェクトごとにファイルを生成することで、ファイルの管理が扱いやすくなる。なお、figureなどの必要なファイルを複数のプロジェクトで使用するなどの関連性のあるプロジェクト等は、ディレクトリを固定し、名前を変えるだけで管理ができやすくなる(例初期に出力されるファイル名はmainとなっているため、mainの名前を変えればよい)
不定期にVSCode内のCLの連携が切れる。
数日おいて再度VSCodeを起動するとたまに出てくる。
VSCodeでCLを起動するとログインしろといわれることがあるので、おとなしく上記サイトの連携(mail,client,acces-token)をもう一度行えばよい。
BulildまたはViewができなくなる。
この現象はプロジェクト作成時に起こりやすい。プロジェクト作成時にCLのProject IDをWebで取得しないといけないが取得後Webを閉じないとBuildまたはViewできなくなる。
これは上記のサイトの設定ができていれば。Web上で開いているCLのタブを閉じれば大体解消される。原因としては、二重ログインや同期、認証関係が影響しているかもしれない。
jsonの設定
.setting.jsonを書き換える作業があるが、上のディレクトリ構造ならば、cloudlatex下のディレクトリに書き加えるコードを保存しておけば、VSCode上でのいちいちネットで調べたり、別のプロジェクトから持ってくるといった混乱を防げるだろう。ディレクトリ構造としては例としてこうなる。
cloudlatex
|
|-project1
|
|-.tex
|-.pdf
|-.log
|-figure
|-.vscode
etc.
|-project2
|
|-.tex
|-.pdf
|-.log
|-figure
|-.vscode
etc.
|-setting.json.log
setting.json.log
{
"cloudlatex.enabled": true,
"cloudlatex.projectId": XXXXXX,
"latex-workshop.latex.autoCompile.run": "never",
"latex-workshop.latex.outDir": "./",
"[latex]": {
"editor.formatOnSave": false,
},
"latex-workshop.latex.autoBuild.run": "never"
}
プロジェクトを作成するときにこちらからコピペすればよい。VSCodeの性質上でのファイル名での混乱が防げる。(.logと指定すればどちらのファイルか区別しやすくなる)