リードタイム:商品・サービスを発注してから納品されるまでの時間や日数
3PL:企業のロジスティクスの一部もしくは全部を外部委託する。
QCD:クオリティー、コスト、deliver納期
ロット:商品を管理する単位。問題が発生し、リコールなどがあってもロット単位の回収をすれば良い。
https://www.kantsu.com/terms/2853/
#WMSを作るには
####効率化のためには
①作業者が何をしているか。
②作業者が行っている作業を分析して、改善策を作るが大事。
####SCMとWMS
SCM:SCP,ERP,SCEの3つから成り立つ。
WMSはSCEの一つ。
SCP:需要予測システム、生産管理システムなどの計画系
ERP:統合型管理システム、財務、経理など基幹システムを指す。
SCE:実行系のシステム。
WMSはERPからの情報を元に稼働するシステムである。
ERPの中にWMSを内包するシステムもあるが、現場作業性が少ない、基幹システムと切り離せない場合は、ERPの中でそのまま管理すれば良い。
物量が多い、マテハン機器との連動が必要など管理を分ける場合にWMSを使用するべき。
####WMSとTMS
TMS:輸配送の効率化、納品厳守、安全管理を目的としたシステム
####取引先とのデータ連携
仕入れ先とのデータ連携:ASN情報があれば管理効率化可能。なければ入荷予定データ、発注データを予定データとする。
→どのような入荷データが来るのか聞くこと。
社内仕入れ先のマスタ情報:商品の詳細変更などがあれば、タイムリーに連携する必要あり。
得意先連携:返品データについて。返品された商品により、在庫の数が狂うことも多い。
→返品があるのか。返品データはどのように来るのか聞く必要あり。
####商品マスタ
基幹システムとWMSは商品マスタを基本として連携されている。商品マスタの情報は重要。
管理にはJANコードが基本だが、インストアコード(社内コード)での管理がされていることもある。
①一つのJANコードに複数の商品がある場合(メーカーによってある)
②取引先によりコードが分かれている。
→商品単位でどのようなコードで管理されているのか聞く。
####共通マスタとWMS
共通マスタのデータ連携は基本的に
基幹システム→WMS
が基本。
社員マスタ、作業者マスタ、仕入れ先マスタ、得意先マスタ、出荷先マスタ、セットマスタ、荷主マスタ、倉庫マスタ
####WMS独自マスタ
配送コースマスタ、出荷バッチ管理マスタ、梱包マスタ、ロケマスタ、ゾーンエリア管理マスタ、バース管理マスタ
####WMS独自のパラメーター
#####入荷
日付逆転チェック、入荷時のバーコード印刷、配布指示(商品にJANコードがない場合にバーコードを貼る指示をするなど)
#####入庫
ローケーション指定、温度帯管理、滞留在庫管理(一定の期間が過ぎたものを滞留在庫とする。)
#####出荷
出荷日付期限
####入荷予定
固定ロケーションかフリーロケーションか
(フリーロケーションの場合は入荷時に人が割り当てる処理もしくは機会が割り当てる処理が必要。
固定ロケは商品のロケが割り当てられていなと問題)
入荷作業計画
バース(トラックが来るところ)、人員
####入荷検品
入荷予定リストは最小限(枚数が多いと作業がしずらい)
バーコードのない商品はその場でバーコードを印刷すると管理が楽
####入荷実績、入荷検品シール
入荷検品の結果を入荷実績とし、入荷実績を参考に入荷検品シールを作成し物に貼り付けておく。
(入荷検品シールは、検品済みをわかりやすくする、どのロケに置くかわかるようにするなどの意味がある。)
####ステータス管理、振替機能
良品、不良品、保留品などで分ける(ステータスは振替できるように振替機能をつける)
(ステータスはどうしたいか聞く)
####棚移動、ロケ移動
棚移動、ロケ移動があるか聞く(冬の売れもの商品など時期によってよく出荷する商品を特定のロケに移動したりする)
ロケ移動時に、ピッキングできないのでピッキング停止する処理などする。
####棚卸
期末棚卸
在庫データ作成→棚卸リスト(ロケあり)→実数カウント→在庫差異リスト→理論在庫差異→実数登録
循環棚卸
####在庫調整
作業ミスでの調整
返品の対応
営業の持ち出しによるイレギュラー対応
####在庫照会の主な機能
倉庫別在庫照会、荷主別在庫照会、ロケ別在庫照会、日付別在庫照会、商品別在庫照会、ロット別在庫照会
####補充
リザーブエリアが存在する(一旦貯めておく場所)場合、補充が発生する
緊急補充:なくなったら補充
定期補充:定期的
####出荷引当
①基幹システムで引当の調整をしてから、出荷予定が来る場合(基本的には欠品ない。あれば基幹システムからやり直し)
②WMSで引当
基幹システムから出荷指示データを受信
→欠品がないか確認
→本引当
####出荷指示データ、出庫指示データの作成
出荷指示データ分割:自動倉庫、ソーター、DPS、ハンディーなどマテハン機器で行う出荷分と出荷リストで行う出荷分で分ける。
→ゾーン、データ別で分ける
####ピッキング方式
シングルオーダーピッキング、トータルピッキング、マルチオーダーピッキング
####流通加工
セット品があるかどうか
####出荷停止
出荷停止指示書の出力
移動指示と移動先の登録(保留エリアへ置く)
####返品入荷
返品検品
返品予定データがある場合は、それを元に、ない場合は実際の商品のバーコードを読み込み返品実績を作成。
返品シール
返品シールを貼る
在庫ステータスの移動
返品された商品を良品か不良品に分けるか、保留品に一旦置いておくかのどちらか。
####締め処理
1日の終わりや、週の終わりなどに、入荷実績や出荷実績を基幹システムと同期する必要がある。