はじめに
アウトプットを目的にはじめた
Qiita執筆活動ですが
今回は技術的なことから少しはずれて、
チームの取り組みについて書きます。
2023/06/28に、大崎にあるfreeeさんのオフィスで開かれた
TechBrew というイベントに参加しました。
感じたことの中でも、印象に残った「ファイブフィンガー」について、
非スクラムマスターの立場から書いていきたいと思います。
ファイブフィンガーとは
ファイブフィンガーとは、参加メンバーが一斉に 0 から 5 の 6 段階の投票をする手法です
指の本数の意味は下記のようになり
指を上げた数 | 状態 |
---|---|
5 | 最高 |
4 | まあ良い調子 |
3 | 普通 |
2 | あまり良くない |
1 | 良くない |
0 | 最低 |
一目で可視化された個人の意見を確認でき、
尚且つ投票タイミングも同時なので、他人の意見に影響されずに
個人の意見を見ることができます。
感想
LT会の発表では
リファインメントなどの文脈で使用されていますが
弊社では日々の調子を発表する文脈で使われています
結論 良い投票方法だと思います。
理由は「他人の意見に引っ張られることなく自身の素直な感想が言えるから」です。
上記のLT会でも登壇されていたおおいしさんの記事を「参考」に記載しましたが、
その中に、まさにその通りだと思った文言が下記の言葉です。
異議があるけど空気を読んで言い出しにくかったり、なんとなく不安だけど皆が大丈夫そうなので言わなくていいやと思ってしまいがちです。
「優秀な誰かがそう言っているからそうだろう」
そう思うことは不自然なことではないと思います。
自身の社会人経験を思い返した時、
チームに自分より優秀な人がいて、
得てしてその優秀な人が最適解を最短で出し、
その人から説明をきいて
「確かにそうですね」と思うケースが何回もあったなと思いました。
チームメンバーも新人からベテランまでいる場合、
経験の差もあり、答えを出すスピードが変わってくるのは当然ですが、
新人が自分の意見を発表せずに、
ベテランの意見を聞くだけというのは、
ある意味「成長機会を奪うこと」になるのではないかと思いました。
同時に意見をだす仕組みを作ることで、
新人にも意見を出す場が生まれます。
その上でベテランとの意見の差を知るというのは
とても意味のある体験になるなと感じました。
そういった意味ではとても良い取り組みだと思います。
ただ、日々の体調を発表する文脈で
毎日やっていると「4」が
「つっこまれない」ベストアンサーみたいになってしまう状況が生まれてしまう可能性もあるなと思います。
みんなが「4」をだすのがある意味「当たり前」になると
「3」をだして心配されたり
「5」をだして突っ込まれたり
をさけて「4でいいや」という状況が生まれたりする可能性もあるので
「4」の人にもランダムで「今日の開発内容は順調そう?」などきく
などしてもいいのかなと考えました。
さいごに
LT会にはじめて参加しましたが、わからない単語もあり
まずいなと思ったのと、
自分のエンジニアとしてのスキル感も肌で感じることができました。
今後もLT会に出ていきたいと思います。
参考