概要
gitを触っていると
- 「今ってどのブランチにいるんだっけ?」
- 「ブランチ名を毎回タイピングするのってめんどくさい!」
となること、多くありませんか?
主観ですがBacklogやgithub Projectsのチケット番号をブランチ名にしているプロジェクトでは、特に多い思います。
例: task/123, feature/123など
あとは機能名をブランチ名に設定する場合も同様です。
例: task/add_XXXX_and_YYYYなど
そこでgitコマンドで、現在いるブランチ名を取得、あわよくばコピペできないかなと思ってコマンドを作成しました!
個人的にとても使っているコマンドなので、ぜひ使ってみてください!
結論
githubのconfigファイルにエイリアスを設定する。
[alias]
co(任意のコマンド名) = "!f() { git branch --show-current | tr -d '\n' | pbcopy; echo 'Current branch name copied to clipboard.'; }; f"
実際にコマンドを実行し、クリップボードに現在いるブランチ名が表示される。
git co
> Current branch name copied to clipboard.
解説
1. 現在のブランチを取得する
現在いるブランチは以下コマンドで取得できます。
git branch --show-current
> feature/123
2. 取得したブランチを整形する
以下コマンドにより、現在取得しているブランチから改行コード(\n)を削除して、整形することができます。
※返却された値の%は無視してください。
tr -d '\n'
> feature/123%
3. ブランチ名をクリップボードに保存する
以下コマンドにより、②で取得できたブランチ名をクリップボードに保存ができます。
pbcopy
4.コマンド実行の完了メッセージを出力
コマンドを入力して何も返却されなかったら(個人的に)味気ないので、実行後に「現在のブランチ名がコピーされたよー」っていうメッセージが出力されるようにします。
echo 'Current branch name copied to clipboard.'
5. 以上をまとめる!
このコマンドを実行してみると、実際に現在いるブランチ名がクリップボードにコピーされていると思います!!
git branch --show-current | tr -d '\n' | pbcopy; echo 'Current branch name copied to clipboard.';
6. gitのエイリアスに保存
毎回⑤のコマンドを実行するのは面倒なので、gitのエイリアスに保存しちゃいましょう。
まずmacの場合、gitの設定ファイルは以下にあります。
Windowsの方は別途調べてみてください。
vim ~/.gitconfig
or
vi ~/.gitconfig
すると、gitの設定ファイルが開かれると思うので、以下を参考にエイリアスを追加します。
※エイリアス(co
の部分)は適宜変更してください。
# This is Git's per-user configuration file.
[user]
# Please adapt and uncomment the following lines:
name = xxxx xxxx
email = xxxxxxxx
# ↓↓↓ 以下を追加!! ↓↓↓
[alias]
co = "!f() { git branch --show-current | tr -d '\n' | pbcopy; echo 'Current branch name copied to clipboard.'; }; f"
これで設定完了です!
では実際にコマンドを実行してみましょう!
クリップボードを確認すると、現在いるブランチ名が保存されているはずです!
git co
> Current branch name copied to clipboard.
まとめ
今回は、現在いるブランチ名をコピペするコマンドをご紹介させていただきました!
gitの機能で、現在いるブランチを表示するところまではできるのですが、それ以上の機能は自分で実装しないといけないんですよね。。。
もしよかったら、参考にしてみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ではでは。