6
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Windows10 64bit で未署名ドライバのインストールに必要な手順

Last updated at Posted at 2017-03-14

AndroidのデバッグやROMいじりなどで必要だったので、手順をまとめておきます。Surfaceでの作業例(デバッグ専用機とすることを想定)を挙げますが、適宜お持ちのPC環境で読み替えてください。これを知っていれば、ドライバのためだけにWindows7をわざわざ準備する必要はありません。

1. BitLockerの暗号化を解除(推奨)

  • BitLockerの暗号化がされている場合は、手順4の起動の際に「暗号化キー」を入力するよう言われます。暗号化を解除するか、暗号化キーを控えます。
  • BitLockerの管理画面へのアクセスは、以下の通り。
コントロール パネル\システムとセキュリティ\BitLocker ドライブ暗号化

2. UEFIのセキュアブートを無効にする(使っているマシンによって手順が異なります)

  • MBR形式でOSインストールした場合はセキュアブートは最初から無効になっています。この項目を無視してください。
  • OSをテストモードにするために必要です。
  • マシンによっては、CSMやFast Bootの設定も確認が必要です。

Surfaceの場合の手順

  1. Surface をシャットダウンします。
  2. Surface の音量を上げるボタンを長押しして、同時に、電源ボタンを押して離します。
  3. Surface のロゴが表示されたら、音量を上げるボタンを離します。
  4. UEFI メニューが表示されます。
  5. Secure Boot Control を [Disable] に設定します。
  6. ブート画面の背景が赤くなります。

3. テストモードに移行する

  1. コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者権限で起動します。
  2. 次のコマンドを入力
bcdedit /set TESTSIGNING ON

※ 元に戻す場合は、上記コマンドをOFFとします。

4. 「ドライバー署名の強制」を無効化する

  1. [スタートメニュー]-[設定(ギアマーク)]をクリックします。
  2. [更新とセキュリティ]を選択します。
  3. [回復]タブを選択します。
  4. [オプションの選択]画面で、[トラブルシューティング]を選択します。
  5. [トラブルシューティング]画面で、[詳細オプション]を選択します。
  6. [詳細オプション]画面で、[スタートアップ設定]を選択します。
  7. [再起動]をクリックします。
  8. BitLockerが有効な場合、ここで暗号化キーの入力が求められます。
  9. PC再起動後に[スタートアップ設定]画面が出現するので、[7]キーを押し、「7)ドライバ署名の強制を無効にする」を適用させた状態で起動します。

5. スマートスクリーンの無効化

  1. 「コントロールパネル」を起動します。
  2. [システムとセキュリティ]-[セキュリティとメンテナンス]を開きます。
  3. 左ペインの「Windows SmartScreenの変更」をクリックします。
  4. 「何もしない(Windows SmartScreenを無効にする)」を選択し、「OK」をクリックします。

6. 未署名ドライバのインストール

  • インストーラーの指示に従えばインストールできるようになっています。
  • インストールの途中でWindowsのセキュリティ警告の画面が出ますが、設定が正しければ「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択可能な状態になっています。

注意点

  • これらの設定は、便利な反面脆弱性となり得ますので、用が済んだら元に戻しておきましょう。
  • インストール後にSmartScreenを有効にしてもドライバは動作します。それ以外を戻すと動かなくなる場合があります。

設定を元に戻したいとき

逆の手順で戻してください。

6
12
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?