これはMedia Doアドベントカレンダーの何日目かわからない記事です。
先日、ラスベガスで開催されたAWS re:Invent2019に参加してきました。
そのときに「次行くときはこうしよう」と思ったことをTipsとしてまとめます。
①セッション予約は登録解禁後すぐやろう
re:Inventのセッション予約は、開催約2ヶ月前の日本時間深夜2時に開始されます。
そのとき、「明日の昼ぐらいに予約すればいいや」とか思っていると人気のセッションはすぐ埋まってしまっていました。
re:Invent全体の参加者約7万人に対して、セッションの会場は数百人程度なのですごい競争率です。なのでセッションの予約は開始直後にやってしまいましょう。
予約開始時にすぐ目当てのセッションを予約するには、当然それより前に公開されているセッション一覧に目を通しておく必要があります。re:Inventでのセッションの総数はおよそ3000個もあって、この一覧に目を通すことすら難しいので、サーバーレスとか機械学習、ブロックチェーンなど、自分が興味のあるトピックをあらかじめ絞っておくと良いと思います。(というか、そうしないと厳しいです)
②通常SessionよりWorkshop、Chalk Talkなどを優先しよう
re:Inventのセッションには色々種類があります。主なものは以下のとおりです。
- Keynote: 基調講演
- Session: スピーカーが喋っているのを約1時間聞くだけ
- Chalk Talk: 15分講演、残り45分は質疑応答という少人数セッション
- Workshop: 2時間程度の時間で実際手を動かして何かを作ったりするハンズオン形式
- Builder Session: Workshopをさらに少人数(6人とか)で行う
re:InventのセッションにはYoutubeで動画公開されるものとされないものがあります。KeynoteやSessionに関しては動画公開され、内容としても基本的にはスピーカーが喋っているのを聞くだけです。主要なKeynoteについては演出も凝っていて会場の興奮度も高いのでぜひ生で参加して会場の雰囲気含めて楽しみたいところですが、それ以外の通常SessionよりはなるべくWorkshopやChalk Talkを優先して受講すると良いと思います。
③セッションのキャンセル待ちは難しいのでなるべく避けよう
予約できなかったセッションにどうしても参加したい場合、キャンセル待ちすることになります。
re:Invent開催前までは、キャンセル待ちリストに登録されて運が良ければ繰り上がるという形ですが、re:Invent開催期間中のキャンセル待ちは、実際にセッション開始前に行列に並び、正規の登録者が遅刻などして欠員が出た場合にのみセッション参加が認められる運用になります。
その場合、原則としてセッション開始1時間前から待ち行列が作られます。しかしDeepComposerのハンズオンなどはあまりの人気ぶりから、スタッフが早めに待ち行列の案内を始め、規定通りのセッション開始1時間前に行ったらすでにキャンセル待ち50人とかになっておりキャンセル待ちが絶望的な状況が発生していました。なので行列が作られると想定される場所の近くに待機して、行列が始まったらすぐ並ぶようにしましょう。というかそもそも、セッションの予約を計画的に行い、キャンセル待ちに並ばずに受講できるようにしましょう。。
ちなみに各セッションは開始10分前までに入場手続きをしないと問答無用で予約が取り消され、キャンセル待ちの人を優先して入場させていました。(おそらくセッション開始時間を厳守するため)
④なるべくVenetianの近くに泊まろう
Venetianというホテルがre:Inventのメイン会場となっており、Keynote(基調講演)などの主要なプログラムはそこで行われます。なので、移動を楽にするためにできるだけVenetian、またはVenetianの近くのホテルに泊まるのがおすすめです。
セッション間の時間はけっこうみんな廊下の地べたに座って休憩していましたが、できればゆっくり休みたいので部屋に戻りやすい環境を作りたいところです。Certificate LoungeというAWS認定資格を持った人だけ入れる休憩所も用意されていますが、今年はその休憩所がVenetianにしかない、かつそんなに広くなく(50席ぐらい)常に満員だったので、セッション間の空き時間をCertificate Loungeで潰すという方針はそんなにおすすめできないかな、という印象でした。
ちなみに今回、Certificate Loungeを使うために渡米前にソリューションアーキテクトアソシエイトを取得したのですが、そんなわけで別に取らなくても良かったです。(ただ、それをモチベーションにして計画的に勉強できたのは良かったです)
⑤新サービス発表後、セッション受講スケジュールを再確認しよう
re:InventではおもにKeynoteで新サービスの発表がおこなわれます。そしてそれと同時にその新サービスに関連するハンズオンなどが開講されます。
なので発表されたばかりの新サービスをいち早くキャッチアップしたい!となったら新サービス発表後にその関連セッションを探して予約しましょう。
このとき、「NEW LAUNCH」というキーワードでスケジュール検索すると、新サービスのセッションをかんたんに絞り込みできるのでおすすめです。
ちなみに、その年の新サービスが発表される主なタイミングは以下の2つです。
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0日目のMidnight Madness(前夜祭)の最後
- 例年、DeepLens, DeepRacer, DeepComposerなど機械学習がらみのガジェットが発表され、そのハンズオンに参加すると現物をもらうことができます。かなり競争率高いです
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2日目の朝のKeynote
- AWS CEOによるre:Inventで一番重要なKeynoteです。ここでかなりの数の新サービスが発表されます
⑥ラスベガスのホテル施設には期待しないでおこう
僕が泊まったのは某4つ星ホテルでしたが、
- ウォシュレットなし
- ガウンなし
- スリッパなし
- 冷蔵庫なし(備え付けの冷蔵庫の中身を動かすと使用したとみなされて使用料50ドル+飲み物代がかかり、実質使えない)
と、値段の割には...という内容でした。他のホテルも設備的にはだいたい同じようなものでした。
なので、ラスベガスの高級ホテルといっても設備には期待しないほうがいいかもしれません。
⑦レンタルWi-Fi、プリペイドSIMはなくても何とかなるぞ
今回、レンタルWi-Fiを持っていきましたが、基本的にre:Inventの会場となる各ホテルにはそのホテルの無料Wi-FiとAWSの無料Wi-Fiが飛んでいるので、会場間の移動時ぐらいにしか持っていったWi-Fiを使うことはありませんでした。その会場間の移動時もシャトルバスが出ているのでUberを使う機会もありませんでした。
⑧無料の食べ物・飲み物で食いつなごう
re:Inventの会場では、昼食やおやつが支給されます。
昼食はビュッフェとGrab&Go(要は弁当)の2種類があって、会場で食べるか持ち帰って部屋などで食べるかを選択できますが、弁当は個人的にかなり量が多かったので、次の日の朝ごはんにしたりなどしていました。
水やコーヒーはホテルの色んな所に設置されていて、だいたいいつでも飲むことができますし、昼食やおやつの時間にはコーラやスプライト、紅茶などのソフトドリンクも支給されます。
なのでre:Invent開催中の食事代は夕食分ぐらいしかかからないと思います。
⑨SWAG(ノベルティ)を効率よく手に入れよう
re:Inventでは、会場の各地でSWAG(ノベルティ)が配布されています。
パターンとしては、
- re:Inventに参加したら必ずもらえるもの(今回はパーカーと水筒)
- 特定の場所に行き、条件を満たせばもらえるもの
- 「基調講演で最初に入場した1000名限定」でもらえるTシャツ
- Expo(常設展示)の各ブースでもらえるステッカー、Tシャツなど
- Certificate Loungeに入場するともらえるロンT、靴下、バッジ
- etc
があります。
心がけておくこととしては、以下の3つで十分かと思います。
- Expoには早いタイミング(1or2日目)で行って、目当てのブースのノベルティをもらう
- 各日のKeynoteなどre:Inventの主要イベントはなるべく早めに会場に行く
- それ以外はもらえたらラッキーぐらいに考える(いちいち調べる暇がない)
Tシャツ、ステッカーなどエンジニアにとって嬉しいお土産が無料で手に入るので、効率よくお土産を手に入れていきましょう。
👆ノベルティは引換券だけもらい、あとで引換所で現物をもらう形式のものも多いです
⑩遊びの予定は到着日と金曜日に入れよう
せっかくラスベガスに来ているので、空いた時間にラスベガスならではのアクティビティを体験しておくと良いと思います。(例. カジノ、シルクドゥソレイユ鑑賞、グランドキャニオン観光など)
ただ、なんだかんだでre:Invent開催中は夜もエンジニア同士の交流イベントがあったりするので、24時とかに部屋に戻ってきて、次の日は朝8時半開始のKeynoteに行くために6時起き、というようになかなかハードスケジュールになりがちでした。
なので、個人的な予定は到着日の夕方〜夜か、re:Invent最終日の金曜日(この日はセッションは午前中までしかない)に入れると良いと思います。
まとめ
僕は今回がre:Invent初参加だったので、まだまだ最適化できる余地があるかも知れません。この記事が来年参加する方の参考になれば幸いです。