概要
Vim完全初心者の私が、0からvimを触ってみて、
実際の使い心地や簡単なコマンド、初心者目線で意見を書こうと思います!
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Vimとは
Vimは、CLIから操作する「エディタ」で、いくつかのモードを切り替えて使用していくのが特徴です。
このモードを操作するのが初心者には若干のとっつきにくさを生み出していますが、慣れると作業効率が上がるので、是非覚えてみてください!
なぜVimを使うのか
上記にも書きましたが、一番の理由は作業効率向上です!
VimはCLIのため、すべての操作をキーボードだけで行うことができます。
現時点ではイメージできないかもしれませんが、慣れればマウス操作よりも早く作業を進めることができます!
Vimのモードについて
では、実際にVimの使い方を見ていきましょう!
Vimには下記のような4種類のモードがあります。
行いたい操作によって、モードを変える必要があるのですが、
この時点ではとりあえず4種類モードがあるんだ~くらいの認識でOKです!
勝手に覚えます。
モード | モード内容 | モードの切り替え |
---|---|---|
NORMAL | カーソル移動、コピペなど | esc |
INSERT | 文字入力 | i |
VISUAL | テキスト選択 | v |
COMMAND | ファイルの保存やVimの終了 | : |
Vimの基本操作
続いてVimの最も基本的なカーソル移動について学んでいきましょう!
Vimでは、カーソル操作を(h,j,k,l)の4つのコマンドで行うことが一般的です。
ややイメージはしにくいですが、慣れるまでカーソルを移動させまくりましょう。
コマンド | 動作 |
---|---|
h |
左に移動 |
l |
右に移動 |
k |
上に移動 |
j |
下に移動 |
より便利なカーソル移動
カーソルの移動は上下左右1つずつではなく、行や単語単位で行うことが可能です。
一つ一つ動かしながら確認していきましょう。
コマンド | 動作 |
---|---|
w |
次の単語の先頭に移動 |
e |
単語の末尾へ移動 |
b |
前の単語の先頭に移動 |
0 |
行の先頭に移動 |
$ |
行の末尾に移動 |
もっと便利なカーソル移動
さらに、ページ単位や行番号を指定しての移動も可能です。
以下のコマンドを覚えるとよりVimの操作が自由自在に行えるようになります。
コマンド | 動作 |
---|---|
gg |
ページ最上部に移動 |
G |
ページ最下部に移動 |
行G |
指定した行に移動 |
H |
表示されている行の1番上に移動 |
M |
表示されている行の真ん中に移動 |
L |
表示されている行の1番下に移動 |
※ctrl+G
で自分が何行目にいるか表示されます。
文字入力
続いて文字を実際に入力してみましょう!
文字の操作で覚えてほしいのは以下の操作です。
コマンド | 動作 |
---|---|
i |
入力開始 |
a |
次の文字から入力開始 |
o |
改行して入力開始 |
r |
1文字だけ置き換え |
A |
行の最後から入力開始 |
I |
行の最初から入力開始 |
O |
上に行を挿入して入力開始 |
R |
複数文字置き換え |
削除
続いて、文字を削除する方法も見ていきましょう。
文字も行単位や単語単位で行うことができます。
コマンド | 動作 |
---|---|
ce |
単語の末尾まで変更 |
cc |
行全体を変更 |
dd |
行全体を削除 |
d$ |
カーソルがある行のカーソルより後ろを削除 |
dw |
次の単語まで削除 |
x |
カーソルの位置の文字削除 |
検索
行数が増えてくるとたくさんのコードの中から特定の単語を見つけたい状況が出てきます。
そのような場合には、以下のコマンドを使用して検索をかけてみましょう!
コマンド | 動作 |
---|---|
/+検索したい文字 |
後方検索 |
?検索したい文字 |
前方検索 |
n |
検索語に順方向に次の検索結果に移動 |
N |
検索語に逆方向に次の検索結果に移動 |
保存、終了
最後にファイルを保存して終了してください。
ここまでできたらVImの基本操作は完了です!
コマンド | 動作 |
---|---|
:w |
上書き保存 |
:q |
終了 |
:wq |
保存して終了 |
おわりに
いかがでしたでしょうか?
Vimの操作はここに記載したもの以外にもたくさんありますが、最低限ここに記載されているものが使えれば操作はできると思います!
いきなりすべて覚えようとするとVim嫌いになりかねないので、まずはこの記事のコマンドを覚えてみてください!