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YWTをやってみて

Last updated at Posted at 2020-11-26

プロジェクトの振り返りへYWTを導入したので、感想を記載します。

導入した経緯

今回作業したメンバーで継続開発していくことになったためです。
改善してより高品質なサービスを短時間で提供できるチーム作りのため、事実の把握並びに改善点の導出が必要でした。

なお、チーム規模感は以下の通りです。

  • 責任者1名
  • メインメンバー4名(自分含む)
  • サポートメンバー2名

大きな機能の開発が終わったタイミングで実施しました。

検討したフレームワーク

・KPT
・YWT

手法選択の基準

今回のチームには短い期間で無理していろいろ作業をお願いした都合、振り返りでネガティブな雰囲気になることは避けたいと考えていました。無理のある状況でできなかった点ばかり考えると、自ずとネガティブになってしまうと思ったためです。

他の方々の発信内容を読み、

KPTの「P」(問題)という言葉に引っ張られて、反省会みたいな雰囲気になる

という内容をいくつか目にしたので、YWTを選択しました。
※KPTも良い振り返りのフレームワークだと思うので、状況によってはこちらのフレームワークを利用したいと考えております。

進め方

以下を参照して流れを踏襲し、実施しました。
https://techblog.gmo-ap.jp/2020/11/12/ywt/

  1. やったことを書き出す(5〜10分)
  2. やったことを全員で軽く読む(5分)
  3. わかったことを記載(10分〜15分)
  4. わかったことについて、記載した人が説明しつつ読む(15分)
  5. 次やることを話し合いつつ考える(15〜25分)
    →実際に実施してみたら40分程度かかりました。他は予定時間におさまりました。

※全体での振り返り前に個人で振り返りするよう、お願いしています。

実際に上記の流れで進めてみた感想

1. やったことを書き出す(5〜10分)

  • 事前に記載してもらうスタイルでもよかったかなと思いました。
  • とはいえ書く暇がない人もいるかも知れなかったので、書き出す時間を作ったこと自体はよかったです。

2. やったことを全員で軽く読む(5分)

  • 1.の延長でしたが、俯瞰してみて欲しい旨のアナウンスが挟めたのでよかったです。

3. わかったことを記載(10分〜15分)

  • わかったことというネーミングではありつつも、どうしても問題点や至らない点の記載がありました。KPTを選択していないため、KPTでは出てこない「わかったこと」の内容がありましたので、大変学びになりました。
  • 記載内容について「組織改善観点で記載してほしい」とお願いしましたが、個人の学びのようなものがちらほら混じっていました。(私も記載してしまいました)
    • ただ、その辺りを限定して大切な情報が出てこなくなることは避けたいので、今後も引き続き「わかったこと」へ記載する情報の制約は付けない予定です。

4. わかったことについて、記載した人が説明しつつ読む(15分)

  • 個人反省のようなものが多いと、時間を食ってしまうなと感じました。とはいえ大切な情報ではあるかと思うので仕方ないなぁと思います。

5. 次やることを話し合いつつ考える(15〜25分)

  • こちらの進め方に苦慮しました。
    • 今回は、私(司会)がその場で「わかったこと」の内容を勝手にグルーピングし、話した方が良さそうな論点を決めて話を進めました。
    • 今後YWTの振り返りを続ける場合は、「わかったこと」から「つぎやること」を導出する際に、どうやって進めていくことで抜け漏れのない改善点を作成できるのか? について検討が必要だと考えています。

その他感想など

  • 実施してよかったと考えています。
    • メンバー全員が似たような問題意識を持っていることを確認でき、「今後どうチームをより良く改善していくか?」について同じ方向を向くきっかけとなったためです。
    • 通常の話し合いで「意見をください」と言っても、どうしても意見は出づらいかと思うので、引き続き継続して振り返りの取り組みを実施したいです。
  • いろいろな役割の人に集まってもらって話せたことが良かったです。可能な範囲でステークホルダーを集めてお話しする方が、同じトピックについて様々な観点での意見が聞けるので、振り返りの質が向上するように感じました。
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