SambaというかCIFSが使うプロトコルにはいくつかのバージョンがありますが、具体的にどのプロトコルを使用できるのかは /proc/fs/cifs/SecurityFlags を見ることで確認できます。
たとえば Ubuntu 16.04.2 LTS では以下の結果になります。
$ cat /proc/fs/cifs/SecurityFlags
0x85
この値はビットフィールドになっているので、各ビットがどのような意味なのかが分からないと内容が読み取れません。が、mount.cifs(8)には書いてないですし、ググっても0x80だけは出てこない……
仕方がないのでソースコードを参照します。
cifsglob.h
/* Security Flags: indicate type of session setup needed */
# define CIFSSEC_MAY_SIGN 0x00001
# define CIFSSEC_MAY_NTLM 0x00002
# define CIFSSEC_MAY_NTLMV2 0x00004
# define CIFSSEC_MAY_KRB5 0x00008
# ifdef CONFIG_CIFS_WEAK_PW_HASH
# define CIFSSEC_MAY_LANMAN 0x00010
# define CIFSSEC_MAY_PLNTXT 0x00020
# else
# define CIFSSEC_MAY_LANMAN 0
# define CIFSSEC_MAY_PLNTXT 0
# endif /* weak passwords */
# define CIFSSEC_MAY_SEAL 0x00040 /* not supported yet */
# define CIFSSEC_MAY_NTLMSSP 0x00080 /* raw ntlmssp with ntlmv2 */
ということで以下の値が設定されていることが分かりました。
- CIFSSEC_MAY_SIGN
- CIFSSEC_MAY_NTLMV2
- CIFSSEC_MAY_NTLMSSP